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【悪童たち】日記の謎が明らかに!原作も超面白かった中国ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」の原作小説【読書感想】

【2021年9月11日公開2024年2月更新】

ナゼキニエンタメ!をご覧いただき有難う存じます。

2021年1月にWOWOWで放送された中国ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」にドハマりし、原作本を読みたい、日本語版出してくれとブログに書いておいたら出版、というラッキー♪無論購入。

読了いたしましたので、今回はその感想をドラマとの違い等を交えて書いてゆきます。

よろしくお願い致します。

ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」とは

 

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「バッド・キッズ 隠秘之罪」とは、2021年1月22日から2月25日までWOWOWプライムで放送された中国サスペンスドラマ↓

www.wowow.co.jp

 

中国の動画配信サイトiQIYI(愛奇芸)で2020年6月に配信開始されたサスペンスドラマ。原題は「隠秘的角落(秘密の隅)」

”犯人・張東昇”の

「一起爬山吗?(一緒に山に登る?)」

というセリフは流行語となり、社会現象になるほどの人気を博した作品です。

 

「一起爬山吗?」のセリフがプリントされたスマホケース↓私も欲しい。

 

ちなみに、画像の、このケースを装着したスマホを持っていらっしゃる方が張東昇役を御演じになられた、秦昊です。

一起爬山吗?”你们为何总喜欢把金句印在手机壳上| 界面新闻

画像引用元https://m.jiemian.com/article/4633145.html

 

中国のミステリー作家紫金陳(ズ・ジンチェン)の小説『坏小孩(壊小孩=悪ガキ)』↓をドラマ化した作品。

Bad Kid (Chinese Edition)

 

『推理之王』シリーズ3部作↓の第2作にあたる作品で、第1部『無証之罪』は「バーニング・アイス 無証之罪」、第3部『長夜難明』は「ロング・ナイト 沈黙的真相」としてドラマ化されています。

推理之王 套裝全三冊:無證之罪+壞小孩+長夜難明 【 壞小孩 改編網劇《隱秘的角落》正在熱播,講述了沿海小城的三個孩子,在景區遊玩時無意拍攝記錄了一次謀殺,驚險由此展開__..結局反轉!】 (Traditional Chinese Edition)

 

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3部作とはいえ、ドラマ3作品にはストーリー上の繋がりは全くないので、どれか1作品を見逃すと話が分からないということなどはなく、それぞれ独立した?ドラマとしても十分楽しめると思います。

 

「バーニング・アイス 無証之罪」は2022年2月28日まで、「ロング・ナイト 沈黙的真相」は2021年9月30日までWOWOWオンデマンドで全話配信中です。

 

ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」あらすじ

 
 
 
 
 
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夏休み、3人の子供たちー朝暘(チャオヤン)、普普(プープー)、厳良(イエン・リアン)が遊びに行った山で撮影したビデオには、偶然殺人の瞬間が映っていました。

警察に届けようとするにも「事情」のある子供たちは、犯人を捜して「もう二度と罪を犯さないよう」説得することにします。ところが、殺人犯張東昇(ジャン・ドンション)は朝暘の通う”少年宮”で教鞭をとっている数学教師と判明、子供たちと東昇が接触したことから、第2、第3の事件へと発展し━。

 

英語字幕ですが公式のビデオクリップです↓


www.youtube.com

 

詳細はこちらの記事にも↓ネタバレしていますのでご注意?ください。

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ネタバレ無しはこちら↓

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ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」と原作『悪童たち』相違点

 

「バッド・キッズ 隠秘之罪」にハマった頃にインターネット上で情報収集していて知ってはいたのですが、もうね、原作とドラマは同じ部分を挙げた方が早いってくらい、違う部分が多いです。

 

同じ部分

 

まず登場人物、

朱朝暘(ジュ―・チャオヤン)この物語の主人公

普普(プ―プー)孤児院から逃げてきた少女

張東昇(ジャン・ドンション)殺人犯

 

東昇の妻、徐静(シュー・ジン)とその両親

朝暘の母、周春紅(ジョウ・チュンホン)

朝暘の父、朱永平(ジュ―・ヨンピン)とその妻、王瑶(ワン・ヤオ)と娘の朱晶晶(ジュ―・ジンジン)

葉刑事(葉軍イエ・ジュン)とその娘で朝暘の同級生でもある、葉馳敏(イエ・チーミン)

 

と、大まかな筋である、張東昇と子供たちの攻防というところと、亡くなってしまう人物のほとんどがドラマと原作の同じ部分です。

 

相違点

 

ドラマでの厳良(イエン・リアン)に当たる少年は、原作では”丁浩(ディン・ハオ)”という名前、そしてあだ名の”耗子(ハオズー。ねずみの意)”で呼ばれていることが多いです。

 

原作では厳良は元捜査官の数学教授で、張東昇はかつての教え子という設定、その妻徐静は厳良にとっては従姪(従兄弟の娘)という関係もあって探偵役を担っています。『推理之王』シリーズに共通する重要な登場人物だそうです。

 

また、ドラマでの少年厳良の後見人となる”陳警察官”は原作には登場しません。私の大好きなキャラクターなのに!

しかし、原作には”陳”という名前の検死官が出てくるので、ドラマの陳警察官に当たる人物なのかも?!

 

王瑶の弟、王立も、朝暘のお母さんの恋人だった馬主任も、原作にはない人物です。

 

余談ですが、この馬主任役の俳優さんはドラマ「バーニングアイス 無証之罪」では毛皮に色付きメガネの悪徳弁護士役を演じておられます。

 

そして、一番違うのは登場人物の性格というか、言動の描かれ方。

 

ドラマより原作の方がはるかにワルイ、子供たちは皆正しく”悪童たち”ですし、ドラマでは親バカ炸裂だった大人たちも、原作では厳しすぎる親だったり、深いかかわりを持ちたがらない親だったりします。

 

中でも、ドラマでは勉強している娘に、お菓子を食べながらテレビを観ようと言っちゃうような、あったかい親バカ丸出しのお父さん葉軍が、原作では成績一位の朝暘にいつも大きく水を開けられる成績2位の娘、馳敏に対して怒鳴り散らす厳しいというか、半ば暴力的ですらあるキャラクターだったのはショックでした。

 

しかも物語終盤は朝暘に対して同情的になるあまり、朝暘をいじめた(これは小説の中では事実ですが)馳敏を「こらしめてやる!」と激怒するという。

 

成績がよく礼儀正しければ良い子と思うという、昭和の日本の親や教師にありがちな大人像とも言えますかもしれません。

 

 

『悪童たち』ネタバレ感想

 

稲村文吾による翻訳で、『坏小孩』日本語版『悪童たち』が上下巻で2021年7月に発売され即買い。

 

登場人物一覧表が挟んであったのがとても有難かったですね~親切だなと思いました。

老眼なもンで、本文中の名前等の振り仮名はほとんど見えていなかったのですが、一覧表のおかげで読み方がわかりました。ありがとうございます。

 

さて、私にとっては初の中国文学?華文ミステリでしたが、わかり難い点はなく、ストーリーの展開も相まってスルスル読めました。

 

原作の方がはるかにワルイとは言え、読んでいて気分が悪くなることもなく、原作の方がより現実味があるように思えてしまった私。

 

ドラマでの登場人物は、子供たちは皆思いやりのある子たちですし、犯人である張東昇にさえ同情してしまったほど、やさしさや温かさを感じることができる、人の心の機微などが繊細に描かれていたように思います。

 

ですが、原作での人物像の描かれ方は実にエゲツナイ。

なのに、こちらの方が真を突いている、現実味があると感じてしまう一抹の悲しさよ(なんだそれ?)

 

言動に関しても「クソ」とか、💩関連がバンバンバン。

 

そんな印象でしたが、率直に原作も面白かったという感想です。

 

原作ファンにはドラマは不評というようなこともインターネット上で見かけましたが、私は両方とても楽しめました。ホント、原作が読めてよかった!ありがとう、ハヤカワさん(ハヤカワミステリ文庫)

 

ということで、以下、原作の内容に触れていきます。

ネタバレですが、まずはあまり差しさわりないと思われる範囲で書いていきます。

 

主要登場人物の1人、普普は、ドラマではバッドキッズの良心というか、天使ちゃん的存在に描かれていましたが、原作では”クソアマ”とか”チビアマ”などの暴言を無表情で吐くような、とんだ不良娘です。

 

孤児院で大人からひどい目に合わされていたことから、朝暘の妹晶晶に対しての嫌がらせもエゲツナイことを思いつきます。ただ、美しさと頭の良さはドラマと同じです。

名前もドラマでは岳普(ユエ・プー)でしたが、原作では夏月普(シャー・ユエプー)

普普の父親による名付の由来のお話は美しく、哀しく。

呼び名である”普普”はあだ名で、胃腸が弱く、食事をするとガスが沢山でることを揶揄されてのこと。それを知っていた朝暘は普普が本名を打ち明けた時に、もう普普と呼ぶのはやめるという、素敵なエピソードもあります。

中国語でもおならはプープーなんですね。

 

普普の兄貴分である、ドラマでいうところの少年厳良は、原作では”丁浩(ディン・ハオ)”

喧嘩っ早いのはドラマと同じですが、原作の方がちょっぴりお馬鹿さん、いや、かなりのお間抜けですね、身体が大きいだけの力自慢で、気のいい少年ですが口も軽いので普普には下に見られています。耗子(ハオズー)=ねずみという呼び名は、丁浩と朝暘が出会った小学生当時には、丁浩が同級生に比べてかなり小さかったことから来ています。

 

普普と耗子は2人とも親が殺人犯という設定で、そのせいで偏見や差別を受ける辛い日々を送っていたらしく、それで2人は冷たく冴えていたり、乱暴だったりするんだなと納得させられる背景です。

 

そして、ドラマでは2人が大金が必要な理由となる、普普の病気の弟欣欣は原作では存在していません。

 

ではナゼ大金を必要としたか?

 

原作では、孤児院に戻されるとひどい目に遭うから戻りたくない、そのためには身を隠して暮らせる場所が必要だし、生活費も必要だ、ということで耗子が働ける年齢になるまでの生活費と住居費を、殺人犯・張東昇からせしめようとするワケです。

しかもこれは普普の提案。

 

そして朝暘はその普普を上回るワルです。

というか、普普と出逢い、影響を受けたことでワルい部分がより増長したように感じました。

 

はじめは、殺人犯の子供である2人とは距離を置きたい、早く離れたいと思っていましたし、普普が東昇を恐喝することを口にしたときには、完全に腰が引けていました。「優等生のこの僕が😱」という感じ。

 

そして、そんな話をしたくなくて2人を連れ出した”少年宮(シャオニェンゴン)”で異母妹晶晶と鉢合わせてしまうワケです。

 

普普と耗子の2人が、朝暘と関りがあるとはバレないように晶晶を痛めつけてやると言い出し、晶晶を男子トイレに連れ込みます。

晶晶を痛めつける理由はドラマと同じ、朝暘の心を傷つけたからですが、ドラマでは晶晶が少年宮の窓から「落ちた」のは不慮の事故として描かれていたのが、原作では晶晶に暴言を吐かれて瞬間的に激高した朝暘が、晶晶をトイレの窓から投げ落としたという、故意のものとなっています。もっとも、確実な殺意があった、というよりは、頭にきて思わず、という行動でしたが。

 

そしてここからが大きくドラマと違ってきます。

なんと、朝暘は自分の都合のために普普の思いついた恐喝を実行することを思いつき、周りを巧みに誘導して新たな計画も遂行させます。

 

その計画というのが、父、朱永平と、異母妹晶晶の母、王瑶の殺害計画。

 

ドラマでも朱永平と王瑶は亡くなってしまいますが、それは子供たちによって精神的にも追い詰められた殺人犯張東昇による、突発的なものでした。

 

しかし、原作では王瑶による執拗な嫌がらせや、どうあっても王瑶の肩を持つ父に対する怒りから朝暘が計画し、東昇を脅して実行させたもの。

 

しかも、その時朝暘は別の場所に居てアリバイを作り、普普と耗子には2人の友情を利用して東昇を手伝わせたのでした。

 

まあでもね、朝暘のお父ちゃんも原作ではドラマよりさらに王瑶に鼻毛をひっこ抜かれている感じで、朝暘に対して愛情が薄かった。

だからと言って殺さなくても~なお話ですし、原作の中でも、東昇も普普も耗子もそれだけはやめろ、考え直せと何度も朝暘を説得しています。

しかし、王瑶の手回しによって往来で糞尿をひっかけられる(昭和の日本じゃあるまいし、2010年代にそんなことって😱)という憂き目に遭い、さらにそのことについて穏便に済ませろとわずかばかりの金まで握らせた父に対して、朝暘の復讐心は大きくなるばかりだった、と。

 

そして原作クライマックス。

ここでドラマで「?」だった日記の謎が明らかになります。

 

ドラマでは「日記(日记)」というサブタイトルのついた回がありました。

時間にして1分足らずの、朝暘が日記を書くシーンがあり、

”厳良に動画のコピーを頼まれたこと”

”厳良が東昇を告発するつもりであること”

を書いています。

 

賢く用心深い朝陽がナゼそんな証拠になるようなことを書き残すんだろうと、喉に小骨が引っかかったような気分でおりましたし、ドラマ内ではついにその謎が明らかになることがありませんでした。

なんだったんだろう、あの日記の回は?てなもんで。

 

しかしてその実態は!!原作で明かされました!(順番逆)

 

以下さらなるネタバレとなります、ご注意ください。

↓ ↓ ↓

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原作での朝暘は、文章力を上げるために日記をつけていました。

それが一連の事件の裏付けとなり、警察側は朝暘を事件に巻き込まれた悲劇の少年としますが、そこに違和感を感じたのが厳良。

 

実は厳良の睨んだ通り、朝暘の数ヶ月にわたるはずの記録は、ここ一ヶ月の間に記載されたものでした。

 

どういうことか?

 

物語のクライマックス、張東昇に殺人の瞬間が収録されたビデオカメラを渡すことにして、朝暘は張東昇の住むマンションを訪れます。普普と耗子は、朱永平らを手にかけた後は張東昇と一緒に暮らしているのでそこに居て、3人は再会をよろこびます。そして東昇は朝暘からカメラを受け取ると、3人の子供たちを一気に片付けようとしましたが、一歩先を読んでいた朝暘に倒されてしまいます。しかし朝暘の親友である、普普と耗子は張東昇の仕込んだ毒によって帰らぬ人に━。

 

そして朝暘は張東昇を倒したナイフで自らを傷つけ、そのナイフから自分の指紋をふき取ると、息絶えた耗子の手に握らせたのでした。

 

朝暘はこの日が来るだいぶ前から、元々つけていた日記を参考に、巧みに事実と嘘を織り交ぜて数ヶ月分の日記を一気に書き上げ、そしてそれが警察の手に渡るように仕組んだのでした。

自らを一連の事件に巻き込まれた哀れな被害者にみせるために。

 

つまり日記は、張東昇による徐静とその両親殺害の証拠の存在を明らかにし、また晶晶の死と、自ら計画した朱永平、王瑶殺害は普普と耗子の仕業であるかのように思わせるための小道具であり、保険だったワケですね。

 

ここで少し補足すると、ドラマでもう一つの「?」だった、

「厳良に頼まれてデータをコピーした」

と日記に書いていたのに、厳良に渡したものは空だった、という件。

 

ドラマでは張東昇が空のメモリーカードを渡されていましたが、原作でもそこは同じ。

 

違うのは、ビデオカメラを渡したら殺されてしまうであろうことを察知していた朝暘によってカードがすり替えられていた点。

 

データが入っていると思い張東昇がカメラから取り出し、二つに割って処分したカードが空で、データの入った元のカードは全員の死後に朝暘がカメラに戻した→張東昇による徐静の両親殺害の証拠として警察が確認、と。

 

また、文中何度も14歳未満の子供は刑事責任を負わなくていいということが繰り返し出てきます。

二重三重にも先を見越しての完全犯罪を目論んでいた朝暘。

 

原作は朝暘の日記の最後にあった、

「ぼくは、なにもかも新たに生まれかわりたい」

という一文を

”その言葉はたぶん本当なのだろう……”

ととらえた厳良の激しい葛藤で締めくくられています。本当であれば、真実を警察に打ち明けることは、生まれ変わってやり直そうとしている朝暘の未来を潰すことになるのではないか━

 

当の朝暘はドラマと同じで嘘を吐きとおします。

 

ドラマで、新学期を迎えて学校の集会の場にいる朝暘は、後ろから入ってきた厳良少年に気づき、しばらく彼を見つめて前を向く、という、夢とも現実ともつかない不思議なシーンがありました。

このシーンは何?と思ったのですが、こうして原作を読んでから考えてみると、あれは厳良=丁浩の幻影だったのかもと。

 

普普も、ドラマでは無事だという話は出ますが、姿は出てきませんでしたので、暗に原作での末路を示していたのかなと。

 

で、原作では普普は頭のいい朝暘を好きになり、朝暘も自分を好いてくれる女の子がいるなんてとはじめは驚くものの、美しく賢い普普に惹かれてゆきます。

 

朝暘の中では普普も耗子こと丁浩も親友であることには最後の最後まで変わりなかった。

 

己の保身のために親友である彼らを犯人に仕立て上げるという、友情と相反しているような行動が、矛盾することなく朝暘という中学2年の少年の中にあることを見事に描き切っていた点も、原作の魅力の一つだと思います。

 

本文中でも「子供がそんなことを思いつくワケがない」というようなことを大人が言っておりますが、子供だからこそ「こうあるべき」というものがなく、狡さにも純粋であると思います。

 

だからといって、人を傷つけることを肯定するものでは決してありませんよ、念のため。

 

この物語がドラマ化された2020年、中国の刑法修正で、一部の重大犯罪について刑事責任を問われる年齢が、14歳以上から12歳以上に引き下げられたそうです。

(余談ですが、「以上」って書いた後に「引き下げられ」って書くと、なんだかややこしい)

 

『坏小孩』ドラマ化の話は、2014年の初版本の帯にすでに書かれていたそうですが、実際に放送(配信)されるまで6年もかかった背景には、この法改正や、よく目にする中国の検疫の厳しさもあるのではないかと思っています。

 

実際、配信後に社会現象となったことを考えると、ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」で、登場人物が原作よりはるかに善人に描かれていたことは心底頷けます。

 

いやあ、面白かった。

もう一回ドラマを観よう。

 

『悪童たち』↓翻訳が素晴らしいのか、ホント読みやすいです、文庫本ではありますがちょっとだけ大きめサイズです。

おかげさまで、老眼でもなんとか裸眼で読了👍

 

末筆になりましたが、推理之王シリーズで日本語版がでたのはこの『悪童たち』のみ。

是非とも他の2作品━『無証之罪』『長夜難明』も日本語版を出してほしいです。

ついでに『法医秦明』の日本語版も。

 

と、日記には書いておこう。

 

※以上全て敬称略

最後までお読み戴き、

ありがとうございました🍀 

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