身の回りにあるけど、意外とその名称が知られていないモノや現象を紹介していました。
ムスカイ・ボリタンテス
空を見上げた時に、視界に虫のようなものが見える現象。
これを「ムスカイ・ボリタンテス」という。
ラテン語で、「飛び回るハエ」という意味。
その正体は、眼球内の赤血球やタンパク質の塊。
これが影となって網膜に映り、虫のように見える。
ベル現象
寝ている人が白目をむいている。
これを「ベル現象」という。
まぶたを閉じると筋肉の働きにより、眼球が上向きに回転する。
老人など、筋肉の衰えなどでまぶたが開くと白目に見える。
クロノスタシス
不意に時計を見た時、1秒が長く感じる現象。
これを「クロノスタシス」という。
人は物を見る時、「今の映像」と「少し前の映像」を足して見ている。
だが突然時計を見た時は、「少し前の秒針が動く映像」がないので、「今の映像」だけで補うしかなく、1秒が長く感じてしまう錯覚。
気泡緩衝材
多くの人が「プチプチ」と呼ぶコレ。
これを「気泡緩衝材」という。
文字通り、気泡で衝撃を緩めるということが由来。「プチプチ」とは商品名の1つ。
ペタロイド
炭酸のペットボトルの底にあるデコボコの形状。
これを「ペタロイド」という。
炭酸ガスの圧力を分散させ、破裂しないように作られたこの構造。
その形から英語で「花びら」を表す、「ペタル」に由来し名付けられた。
ランドルト環
視力検査で使われる「C」のマーク。
これを「ランドルト環」という。
視力検査を考案したフランスの眼科医、エドマンド・ランドルトに由来。
シミュラクラ現象
逆三角形に並んだ3つの点が顔のように見える現象。
これを「シミュラクラ現象」という。
シミュラクラとは、日本語では「類像現象」と呼ばれる。
この現象は、3つの点が集まった図形を人の顔と認識する錯覚。
ガルバニー電流
アルミホイルを噛んだ時、歯がキーンとなる現象。
これを「ガルバニー電流」という。
歯に金属の詰め物などが入っている時、別の金属が入ると唾液を介し電流が流れる。