子どもも楽しめる「関東の美術館巡りの旅」を美術ライターがセレクト。車で芸術の秋を満喫する5プラン

関東で子どもと一緒に楽しめる美術館巡りの旅を紹介します。美術館のハシゴ、動物園とのセットなど……美術ライター浦島茂世さんが箱根・那須・伊香保・千葉・横須賀の5エリアからセレクトしました。

美術館巡りドライブ旅プラン

こんにちは。美術ライターの浦島茂世(うらしま・もよ)です。

私は小さな頃から美術館や展覧会に行くのが好きで、年間200ヵ所以上の美術館を訪れています。平日は近所の美術館を、土日や連休は地方や海外に遠征して美術館を訪れる日々を過ごしながら、現在は美術ライターとして活動しています。

また、出かけることそのものが好きなため、美術館だけでなく、周辺の観光情報やグルメスポットの知識も増えてきて、このごろはいろいろな人におすすめの場所を尋ねられるようになりました。

ということで、今回は「芸術の秋」にちなみ、読者の皆さまにドライブで出かけたい、関東でお子さまも楽しめる美術館巡りの旅プランをご紹介します。

美術館やギャラリーに行く前に……🚗³₃
美術館は展示替え期間などで不定期に休館となることがよくあります。美術館やギャラリーを訪れる前には、ホームページなどで必ず休館日をチェックしておくことを覚えておきましょう。

※記事中の写真は各施設による提供画像です

ドライブで行きたい、関東の美術館巡りの旅5選

早速、ドライブで行きたい美術館巡りの旅をご紹介していきます。「美術館をハシゴする旅」「アートに触れたあとにいろんな体験を味わう旅」など、芸術の秋の楽しみ方はさまざま。気になったプランがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【プラン1】野外彫刻とガラス工芸体験、現代美術までハシゴ!箱根で「思う存分アートに触れる旅」

「1日で美術館を何館もハシゴしたい」「ドライブも、自然も、アートも、全部一緒に楽しみたい」という場合は箱根がおすすめです。

自然とアートを同時に楽しめる彫刻の森美術館(神奈川県箱根町)

箱根彫刻の森美術館

2024年で開館55周年を迎える、日本初の屋外彫刻の美術館。7万平方メートルという広大な敷地に、約120点の彫刻が展示されています。その中でも、20世紀のイギリスを代表する彫刻家、ヘンリー・ムーアのコレクションは有数のもの。テレビなどで時折見かける作品も見ることができます。

私のお気に入りは、ガブリエル・ロアールというフランス人の作家による、高さ18メートルの色鮮やかなステンドグラスの塔《幸せをよぶシンフォニー彫刻》。塔の屋上からの眺めも圧巻です。

幸せをよぶシンフォニー彫刻
ガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》

また、子どもたちが中に入って遊ぶことができる体験型アート作品「ネットの森」や、彫刻鑑賞の手助けになるワークシートも用意されているのもうれしいポイント。お子さまはもちろん、アートに詳しくない方でも理解を深めながら作品を鑑賞することができます。

ネットの森
ネットの森

ワークシート
ワークシートは解説がわかりやすい

そして、2024年7月にリニューアルした「森の足湯」は、箱根の自然を楽しみながら足湯を楽しめるスポット。敷地内から湧き出る源泉を利用していて、車椅子の方に配慮した席も用意されています。美術館を歩き回ったあとに浸かると、疲れがあっという間に飛んでいきます。

森の足湯
森の足湯

ちなみに、こちらの足湯は表情の異なる15種類の石を使っているのもポイント。世界各国から取り寄せた御影石や大理石を中心とした座席には、石マニアの人もグッとくるはずです。

【メモ】彫刻の森美術館

  • URL:https://www.hakone-oam.or.jp/
  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
  • 電話:0460-82-1161
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:東名厚木ICから車で約50分/御殿場ICから車で約30分
  • 駐車場:あり

ガラスのきらめきが美しい「箱根ガラスの森美術館」(神奈川県箱根町)

ガラスの森美術館 外観

箱根ガラスの森美術館は、1996年、箱根仙石原にオープンしたヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

ヴェネチアン・グラスとはイタリアのヴェネチアにあるムラーノ島で作られるガラス工芸品のこと。さまざまな技法が用いられ、色鮮やかで繊細なガラスは、工房や職人、時代ごとに作風が異なります。

点彩花文蓋付ゴブレット
「点彩花文蓋付ゴブレット」1500年頃、ヴェネチア

美術館では、15~16世紀に生み出されたヴェネチアン・グラスを中心に、紀元前から現代までのバラエティ豊かな作品が展示されています。

また、敷地内の庭園にも光に照らされたガラスのアート作品が点在。特に秋の庭園に登場する「クリスタル・ガラスのススキ」の幻想的なきらめきはスマホやPCのモニターではなかなか再現しづらいもの。ぜひ現地に足を運んでみてください。

クリスタル・ガラスのススキ
クリスタル・ガラスのススキ

また、こちらの美術館にあるガラスの体験工房もおすすめ。ガラスの器に好みの模様を削っていくサンドブラスト体験や、色ガラスなどを組み合わせて800度前後の熱で溶かしてくっつけるフュージング体験が楽しめます。

フュージング体験
フュージング体験

フュージングを気軽に体験できる工房は全国でもあまり多くないので、気になる方はぜひ体験してみてください。

※展示作品や体験工房のモチーフは時期によって変わります

【メモ】箱根ガラスの森美術館

  • URL:https://www.hakone-garasunomori.jp/
  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
  • 電話:0460-86-3111
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:東名御殿場ICから国道138号線で箱根方面へ約20分
  • 駐車場:あり

印象派から現代美術まで名品を一堂に「ポーラ美術館」(神奈川県箱根町)

ポーラ美術館 外観

ポーラ美術館は、モネ、ルノワールなどの印象派の作品はもちろんのこと、日本の洋画やガラス工芸、古今東西の化粧道具など幅広いコレクションが魅力の美術館です。

近年は現代美術のコレクションに力を入れていて、ゲルハルト・リヒター、ロニ・ホーン、フェリックス・ゴンザレス=トレスといった重要な作家の作品を収蔵しています。この美術館は、そうした作品を間近で見ることができる貴重な場所です。

フェリックス・ゴンザレス=トレス「無題」
フェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(アメリカ #3)》1992年 42個の電球、磁器ソケット、電気コード サイズ可変 ポーラ美術館 Photo : MASAYA KUDAKA

館内地下2Fロビーには「こどもぷちえほん美術館」という、絵本のコーナーが設置されており、美術をテーマにした良質な絵本がそろっています。お子さまがちょっと退屈しちゃったかな?というときのリフレッシュに活用できます。

こどもぷちえほん美術館
こどもぷちえほん美術館

また、美術館の周辺には「森の遊歩道」が設置されています。小一時間ほどで歩ける遊歩道ですが、鳥のさえずりを聞きながら、森の至るところで彫刻作品に出合えます。

森の遊歩道
森の遊歩道

【メモ】ポーラ美術館

  • URL:https://www.polamuseum.or.jp/
  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
  • 電話:0460-84-2111
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:東名高速御殿場ICから車で約25分/西湘バイパス箱根口ICから車で約30分
  • 駐車場:あり(127台)

【プラン2】幻想的な影絵を見てから、稀少なネコを見る。那須で「想像力を膨らませる旅」

「ドライブ&美術館を楽しみたい」「美術館以外の施設も楽しみたい」という場合は那須なんていかがでしょう?緑が豊かで落ち着いた雰囲気は、秋のドライブにぴったり。そんな那須では、美術館と動物園をハシゴして子どもの想像力を膨らませるプランがおすすめです。

幻想的な影絵が美しい「藤城清治美術館」(栃木県那須町)

藤城清治美術館

2024年4月に100才を迎えた画家、藤城清治(ふじしろ・せいじ)。彼は光と影で色彩豊かな世界を表現する影絵で知られています。この美術館では、そんな藤城清治の作品を展示しています。どこかで見たことがある、かわいらしい影絵の世界にたっぷり浸ることができます。

藤城清治美術館 最終展示室

館内のシアターでは、影絵の仕組みがわかる回転舞台が有名。大人も子どももきっと夢中になるはず。

回転舞台
回転舞台

ちなみに、こちらの美術館は高齢者へのエールの意味を込め、藤城清治と同じ年令以上の方はシニア割引が適用されるそう。ご家族に対象の方がいたら、ドライブも兼ねて一緒に訪れてみてください。

【メモ】藤城清治美術館

  • URL:https://fujishiro-seiji-museum.jp/
  • 住所:栃木県那須郡那須町湯本203
  • 電話:0287-74-2581
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:那須ICから車で約20分
  • 駐車場:あり

愛らしい動物との触れ合いも「那須どうぶつ王国」(栃木県那須町)

那須どうぶつ王国

東京ドーム約10倍という広大な敷地の中に600頭以上の動物たちが暮らす那須どうぶつ王国。全国にブームを巻き起こしたマヌルネコやスナネコの展示はもちろん、アルパカやカピバラと触れ合えるだけでなく、ラクダに乗れたり、ペンギンにえさをあげられたり、と体験プログラムもたくさん。

スナネコ
スナネコ

これからの季節は、ライチョウの羽根が白く生え変わり、カピバラがお風呂に入り始めます。特にカピバラののんびりした表情は癒やされますよ。

お風呂に入るカピバラ
お風呂に入るカピバラ

【メモ】那須どうぶつ王国

  • URL:https://nasu-oukoku.com/
  • 住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
  • 電話:0287-77-1110
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:那須ICから車で約30分/白河ICから車で約20分
  • 駐車場:あり

【プラン3】ミュージアムの隣に牧場が広がる。伊香保で「一度にいろんな体験を楽しむ旅」

アートと動物といえば、群馬県の伊香保温泉近辺もおすすめ。原美術館ARCで現代美術を楽しんだあとは、伊香保グリーン牧場でバーベキューなんていかがでしょうか?

【群馬県渋川市】現代美術と東洋古美術に触れる「原美術館ARC」(群馬県渋川市)

原美術館ARC

原美術館ARCは、草間彌生(くさま・やよい)や奈良美智(なら・よしとも)、アンディ・ウォーホルなどの著名作家の現代美術作品を多くそろえた「原美術館コレクション」と、国宝《青磁下蕪花瓶(せいじしもかぶらかへい)》や重要文化財《縄暖簾図屏風(なわのれんずびょうぶ)》などを含む東洋古美術の名品がそろう「原六郎コレクション」を中心とした美術館。

磯崎新(いそざき・あらた)が設計した建物もまた、じっくり見たい作品の一つです。

特におすすめの作品は、草間彌生の「ミラールーム(かぼちゃ)」。かぼちゃが無限に広がる鏡張りの世界は、親子で作品の感想を語り合いたくなる、なんとも不思議な空間です。

草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」
草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」1991/1992年撮影:木暮伸也 ©YAYOI KUSAMA  ※画像転載不可

また、併設されているカフェ「カフェ ダール」では、展覧会に連動したオリジナルのスイーツ「イメージケーキ」が人気。展覧会のたびに通いたくなる場所です。

カフェ ダール
カフェ ダール

【メモ】原美術館ARC

  • URL:https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
  • 住所:群馬県渋川市金井2855-1
  • 電話:0279-24-6585
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:渋川・伊香保ICから車で約15分
  • 駐車場:あり

広々とした牧場でのんびり「伊香保グリーン牧場」(群馬県渋川市)

伊香保グリーン牧場

伊香保グリーン牧場は、原美術館ARCに隣接する牧場。芝生の上でお昼寝するだけでものどかな気持ちになれる場所です。

こちらではヒツジやヤギとお散歩ができたり、バターやアイスクリームづくり体験ができたりと、もりだくさんなイベントで非日常の体験が味わえます。

こちらを訪れたらぜひ見ていただきたいのが、牧羊犬がヒツジの群れをてきぱきと誘導する「シープドッグショー」。とにかく犬の仕事が的確!優れた仕切り能力に、大人も子どもも目を奪われるはず。

伊香保グリーン牧場 シープドッグショー

ちなみに、原美術館ARCと伊香保グリーン牧場はチケットのセット券があるので、訪れるときはぜひ活用してみてくださいね。

【メモ】伊香保グリーン牧場

  • URL:https://www.greenbokujo.jp/
  • 住所:群馬県渋川市金井2844-1
  • 電話:0279-24-5335
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:渋川・伊香保ICから車で約15分
  • 駐車場:あり

【プラン4】写実絵画と工場見学をセットで。千葉で「子どもの洞察力を養う旅」

写実絵画という、細密な絵画専門の美術館が千葉県千葉市にあります。こちらの美術館と、チョコレートづくりの見学を組み合わせて、新鮮な体験ができるドライブ旅なんていかがでしょうか?

その描写力に驚き!「ホキ美術館」(千葉県千葉市)

ホキ美術館 外観
外観(Photo by Noda)

ホキ美術館は、日本では非常に珍しい写実絵画専門の美術館。建物がとても個性的で、入場前に外観を眺めてから入ってみるのがおすすめです。

この美術館で展示されている写実絵画は、超絶技巧を駆使し、見たままをそのまま忠実に描かれているのが特徴。写真や映像とは異なる存在感を感じることができます。

ホキ美術館 作品

作品一点を見るごとに、その精密さにため息がでてしまいます。何が描かれているか、何を描こうとしたのか。親子で話し合いながら鑑賞してみるとさらに楽しいかもしれません。

また、併設されている「レストランはなう」もホキ美術館の魅力の一つ。非常においしいレストランなので、作品を鑑賞したあとにゆっくりと食事を楽しむのもおすすめです。

レストランはなう
レストランはなう

【メモ】ホキ美術館

  • URL:https://www.hoki-museum.jp/
  • 住所:千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
  • 電話:043-205-1500
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:茂原北ICから車で約10分/大網白里スマートICから車で約5分/中野ICから車で約15分/板倉ICから車で約8分
  • 駐車場:あり

おかき屋さんが営むチョコ工場「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」(千葉県東金市)

おせんべいやあられのメーカー、三真が運営する、その名のとおりとても小さなチョコレート工場です。

たぶん…世界一小さいチョコレート工場 外観

ガラス越しにチョコレートの製造過程を見ることができます。人気商品「チョコ焼きもち」は、焼き上げた餅にチョコレートを染み込ませ、さらにその上からホワイトチョコを二度がけしたもの。サクサクした焼きもちと、香り高いチョコが絶妙なバランスです。夏場はシェイクがおいしい!

チョコレートの製造過程
チョコレートの製造過程

【メモ】たぶん…世界一小さいチョコレート工場

  • URL:https://shop.sekachoco.com/
  • 住所:千葉県東金市田中85-1
  • 電話:0475-53-6810
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:東金ICから車で約4分
  • 駐車場:あり

【プラン5】海が見える美術館を見て、砂浜を歩き、灯台に登る。横須賀で「五感で海に触れる旅」

海が好きなご家族におすすめするのは、神奈川県立観音崎公園内に位置する横須賀美術館。目の前が海という最高のシチュエーションの美術館です。美術館でアートに触れたあとは、海辺でめいっぱい遊びましょう。

あらゆるところから海が見える美術館「横須賀美術館」(神奈川県横須賀市)

横須賀美術館

横須賀美術館は、観音崎の海辺に面した美術館。建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した山本理顕(やまもと・りけん)が設計した建物は、館内の窓から、前庭の芝生から、そして屋上からと、あらゆるところから海が見えるのが素晴らしいポイント。

横須賀美術館 屋上

特に、東京湾に入ってくる貨物船や自衛隊の護衛艦などが入ってくる様子を、屋上から見るのも楽しいです。天気の良い日は千葉県のあたりまで見ることができます。

また、館内併設のレストラン「横須賀アクアマーレ」は、南青山の人気レストラン「アクアパッツァ」の日髙良実シェフが総料理長。地元食材を使ったランチセットが人気です。

横須賀アクアマーレ
横須賀アクアマーレ

【メモ】横須賀美術館

  • URL:https://www.yokosuka-moa.jp/
  • 住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
  • 電話:046-822-4000(横須賀市コールセンター)、046-845-1260(レストラン)
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:横浜横須賀道路馬堀海岸ICから車で約5分/横浜横須賀道路横須賀ICから車で約35分
  • 駐車場:あり

海の自然を楽しもう「神奈川県立観音崎公園」(神奈川県横須賀市)

公園外観

観音崎の岬の上に広がる広大な公園です。豊かな自然はもちろんのこと、アスレチック遊具や上まで登れる観音崎灯台や磯遊びができる浜辺など、子どもたちが楽しめるスポットがもりだくさん。さらに、明治時代に陸軍が設置した砲台の跡が至るところに残っているので、砲台好きにもたまらない場所です。

三軒家砲台跡
三軒家砲台跡

【メモ】神奈川県立観音崎公園

  • URL:https://www.kanagawa-park.or.jp/kannonzaki/
  • 住所:神奈川県横須賀市鴨居4丁目1262
  • 電話:046-843-8316
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:横浜横須賀道路馬堀海岸ICから車で約5分
  • 駐車場:あり

ちなみに、この観音崎公園から少し車を走らせると、三浦漁港「うらりマルシェ」に着きます。

うらりマルシェ

ここはバーベキュー場のある市場で、事前に予約しておけば、地元食材を中心に、魚介・野菜などを用意してくれます。美術館と磯遊び、海鮮バーベキューで過ごす一日も最高ですね。

【メモ】うらりマルシェ

  • URL:https://www.umigyo.co.jp/marche/
  • 住所:神奈川県三浦市三崎5-3-1
  • 電話:046-881-6721
  • 🚙³₃:Googleマップ
  • アクセス:三浦縦貫道路林出入口から車で約20分/三浦縦貫道路高円坊出入口から車で約20分
  • 駐車場:あり

車を走らせて、「芸術の秋」を満喫しよう

今回はドライブ向きの美術館とあわせて、セットで訪れたいスポットをご紹介しました。

美術館は、単に美術作品を見るだけでなく、建物やミュージアムショップ、そしてカフェなども楽しめる、いわば「アートを題材にしたテーマパーク」のようなもの。ゆったりと、じっくりと楽しんでみてください。

また、お子さまと出かけたときは、車中で美術館の感想などを語り合ってみるのがおすすめ。もちろん「難しくてよくわかんなかった」などの感想でもOKです。むしろ、わからないものの方が多いと思います。見たものをきちんと受け止めること、そして言語化するトレーニングは子どもの感性を養う上で大切な糧となるでしょう。

今回紹介した美術館はもちろん、子どもと楽しめる美術館はほかにもたくさんあります。駐車場を備えている美術館も多いので、ぜひこの秋は美術館巡りドライブを楽しんでみてください!

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浦島茂世

著者:浦島茂世(うらしま・もよ)

美術ライター。時間を見つけては美術館やギャラリーへ足を運び、国内外の旅行先でも美術館を訪ね歩く。著書に『改訂新版 東京のちいさな美術館めぐり』(G.B.刊)、『カラー版 パブリックアート入門』(イースト・プレス刊)など。ラジオやテレビなどの出演のほか、美術講座講師なども務める。

編集:はてな編集部