プロジェクトについて
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プロジェクト概要
2021年9月、「宮崎大学の異分野融合性の高さを活用した次世代研究者支援プロジェクト」が、科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました。 「次世代研究者挑戦的研究プログラム」は、我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う存在である博士後期課程学生による挑戦的・融合的な研究を支援し、優秀な博士人材が様々なキャリアで活躍できるように研究力向上や研究者能力開発を促す事業です。
本プロジェクトでは、本学の異分野融合性の高さを活用し、個々の博士後期課程学生並びに学生の実施する研究とキャリア開発・育成コンテンツを一体的にマネジメントし、博士後期課程学生を様々なキャリアパスにおいて活躍できる博士人材へと導くことを目的とします。
そのため、本学と地域が連携して構築した既存・新規のプログラムを、挑戦的な研究を志向する有望な博士後期課程学生を対象として実施します。
優秀な博士後期課程学生に、研究奨励費(月額18万円)及び研究費(年額40~70万円)を支給することにより、学術研究に専念できる環境を提供し、指導教員だけでなく学内外(企業を含む)の異分野の専門家を相手とした共同研究等を行うことによって、トランスファラブルスキル(職種・地域・業界を超えて活用できる汎用性の高いスキル)と厳しい環境下でも負けない強さを身につけた次世代研究者を育成することを目的とします。
トランスファラブルスキルについて
本プロジェクトでは、以下のスキルの育成を目指します。
- 対課題スキル:最終目的からステップを組み立てるプロジェクトメイク
- 対自己スキル:自ら積極的に課題解決に取り組むマインドセット:プロジェクトマネージャー的資質
- 対人スキル:相手に正しく効果的に伝えるプレゼンテーション能力・コミュニケーション能力・交渉力
次世代研究者支援室長挨拶
宮崎大学は2024年に、大学院(博士課程)学生の研究を推進する「次世代研究者支援プロジェクト」をリニューアル致しました。本プロジェクトでは「次世代研究者支援室」を設置して推進しています。私は現在の「次世代研究者支援室」室長の池田です。
さて最近、紅麹コレステヘルプの事故がありました。この事故を見て皆様どの様にお感じになられたでしょうか?思ったより現代科学をもってしても分かっていないことがあるんだなと感じられた方も多かったのではないかと思います。未解明のことは予想外に多く、それを研究のシーズとして捉えて進めるかどうかは皆様次第ということでしょうか。
「次世代研究者支援プロジェクト」は国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)からの支援を受けています。現在、宮崎大学を含めて76校が採択されています。正式名称は「宮崎大学の高度異分野融合性を活用した次世代研究者支援プロジェクト」です。このプロジェクトの背景には、2007年に設置された「農学工学総合研究科」および2010年に設置された「医学獣医学総合研究科」の2つの異分野融合型大学院があります。いずれも国内ではオンリーワンの融合型大学院です。
本プロジェクトにおける経済的支援は手厚く、生活費が月間18万円、研究費が年間40〜70万円支給されます。対象者は、2024年度から2026年度の期間において、延べ41人が予定されています。経済的支援を受けられるものは、選抜委員会の審査を経て選考されます。 この選抜では、他に還元できるトランスファラブルスキル(対課題スキル、対自己スキル及び対人スキル)を備えているかを視座に置き、①シーズをきちんと捉えて研究を実行できるか、②我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う志があるか、③厳しい競争的環境においても負けない強さを身につけることが可能かどうかなどを観点にしています。
次世代研究者は、修了後も10年間JSTのいろいろな調査に協力することとなっています。「我こそは」と知的好奇心旺盛で完遂能力を持って科学技術立国日本を背負う積極的な学生諸君の応募をお待ちしております。
2024年4月吉日
次世代研究者支援室長 池田 正浩
支援体制
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