下関印刷センター

Shimonoseki Printing Center

 下関市内にある自社印刷工場。みなと新聞や山口新聞の印刷のほか、各種受託印刷を行っています。1995年に新工場を建設し、超高速輪転機を導入してオフセット印刷を開始しました。その後の受注印刷物増加に伴い、2007年2月に新・新工場が完成。40ページ中16ページのカラー印刷が可能な東京機械製作所輪転機「カラートップ 7100CD」をメインにNEC エンジニアリング製 CTP(ダイレクト製版)装置、巻取用紙自動支度装置、発送機器など一連の最新機器を導入しました。

 この輪転機は、各部に自動化装置を盛り込んでいるのが大きな特徴。印刷前の準備時にCTPの紙面データから演算されたインキ量や紙通し経路などを「プリセット値」として輪転機に送信、省力化とともに紙面の高品質化にも寄与しています。

 新聞印刷では紙、水、電力など多様なエネルギーを消費するほか、使用済みインキ、損紙が発生します。このため、地球環境の悪化につながりかねない消費と排出を可能な限り抑制することで「環境に優しい印刷工場」を目指し、併せて活動を通じて地域社会との共生、循環型社会の推進に寄与しています。

超高速オフセット輪転印刷機

超高速オフセット輪転印刷機

● 工場作業の主な流れ

1編集部でつくられた紙面データから自動製版機で刷版を作成
2出来上がった版は超高速オフセット輪転機へ
3紙庫から自動搬送されてきた大きな巻取紙が輪転機に取り付けられて高速印刷
4出来上がった新聞は搬送機を通って発送コーナーへ移り自動的に必要部数ごとに結束されていく
5超高速オフセット輪転印刷機では中央制御パネルで微妙な調整が行われる
6みなさんのもとへ