どうも最近疲れが溜まっているせいなのか、トイレに行く時間とか回数が安定しません。下痢っぽかったり、逆に便秘っぽかったり、なんとも微妙な感じです。
ところで、トイレと言って思い出すのは、子供の頃「トイレで用を足すこと」が怖かった時期があったことです。狭い個室に入ってブリブリっとするだけのはずなのに、幼いころの僕はなぜかトイレを恐れていたのです。
最近は、そんな得体の知れない恐怖を感じるということはないのですけど、今でもなるべく早めに用を足して、さっさと出て行きたい場所であると思っております。だから、僕は大の方であっても、出来る限りのスピードでトイレを済ませて個室から出るようにしています。基本的に便秘症ではないのですけど、あまりにもしぶとい感じのお腹の具合の時なんかは必死ですよ。
でも、ピンチの時は一刻も早く駆け込みたくなるのだから、人間ってわからないものです。まあ、そんな時にトイレが全てふさがっていたりしたら、へんな汗が止まらなくなるのですけどね!
トイレという場所はどうして怖いと感じるのでしょうか?みなさんはそう言う経験ってありませんか?
トイレがちょっとばかり怖いのだけど、だからといって行かないわけには行かない
子供の頃は、大人となった今では信じられないくらいに多くのものが怖いと感じていたという記憶があります。夜の真っ暗な道路とか、お風呂に入る時とかも言い知れぬ恐怖を感じていました。きっと誰しもが、そのような恐怖心を何かに対して抱いていたのではないでしょうか。そして、僕にとってはその一つが「トイレ」だったのです。あの狭い個室に閉じこもるというのが、とてつもなく恐ろしいと感じていました。
死角があると「何かいるんじゃないか?」と特に怖かったので、常に天井とか見上げたりとか、キョロキョロしながら用を足していましたよ。
なので、やはり僕は今でもトイレの個室の中に長時間こもるというのはなんとなく嫌なんです。現在はそこまではっきりとしたものではないですが、なんとなく怖いし、そもそも長時間滞在するような場所ではないと思っているからです。もしも、どうしても長い時間の籠城作戦を決行しなくてはならなかったときなんかは、視界に入るところを無駄に細かく観察してしまったりして、その結果、床と壁の模様が人の顔に見えてきたりします。
実は、そんな僕だからこそ信じられないこともありまして、それはトイレで排便以外の何かをしている人なのですよねぇ・・・。
都心部の大型の家電量販店とかで、トイレに入ると、たいてい個室の方は満杯だったりするのですけど、待っていてもずーっと出てこない人がけっこう多い気がします。たぶん、あんなことやこんなことをトイレの個室内でやっているのでしょう。もうね、そういうのって、ホント信じられないです。色んな意味で。
危険
なんで、こんなに「怖い」という感情が巻き起こるのか?と考えたのですが、どうも人間の生物としての本能的な部分が関係していそうです。というのも、どこかで聞いたことがあるのですが、排便の瞬間って、生物として非常に危険な時だからだそうですよ。
何しろ、用を足している瞬間と言うのは、一時的に無防備になってしまうわけですからね。その隙を外敵に襲われたら一巻の終わりです。原始時代なんかは、ブリっとしたら、人生終了なことが珍しくなかったのかもしれません。
また、排泄物の匂いと言うのは、風に乗って遠くまで届いてしまうことがあって、他の獣を呼び寄せてしまうことがあるそうです。もしも、自分がうんこをしたことが、天敵に察知されてしまったら居場所が知られてしまうかもしれません。
つまり、排便という行為は、生物として生きていくうえで必要不可欠であるにも関わらず、危険をはらんでいるものでもあったということです。なんとも難儀なものですね。
もちろん、現代日本のトイレというのは、外敵に襲われる可能性もなくて安全です。でも、生物的なレベルでは、その記憶が人間の脳みその焼き付いているということなのでしょう。
おそらく、トイレに入ってズボンをおろして排便するという行為そのものが、本能的に「ヤバイヨ〜」とささやいてくれているということなのだと思います。特に子供の頃というのは、人格だとか理性的なものが十分に発達していません。言ってしまえば動物的な存在でもあります。なので、そういう本能的な恐怖心というものを感じやすいのでしょうね〜
トイレの妖怪
トイレという場所は、前述したような本能的な恐怖心を感じてしまう場所ですが、それは昔の時代の人も同じだったのかもしれません。
というのも、トイレ(厠)の妖怪というものもいくつか存在しているからです。
http://www.youkaiwiki.com/entry/2013/03/23/161337www.youkaiwiki.com
「加牟波理入道(かんばりにゅうどう)」という、トイレに出現する妖怪がいるのだそうです。Wikipediaにも「加牟波理入道」について詳しく書いてあったりするのですが、すご〜く簡単に言ってしまうと、人がトイレ(厠)に入ると出てきてなんやかんやする妖怪なのだそうですよ。
妖怪と言うのは、本当に存在するものではないと思うのですけど、そういう存在が誕生する背景には、人間の「恐怖心」が関係していると言われています。「怖い」と思ったものに対して、それに関連する妖怪というものが創作されてきたというわけですね。
また、「トイレの花子さん」などは、最も有名なトイレの妖怪ですよね。トイレのドアを叩いて『花子さんいらっしゃいますか?』と言うと、『はい』と返事が返ってくるというあれです。
「トイレの花子さん」は、わりと最近になって生み出された妖怪ではありますが、立派な妖怪です。現代妖怪と呼ばれるものの一種ですね。
やはり、それだけトイレに関する得体の知れない恐怖心というものは、今も昔も多くの人が感じているということなのでしょうね。そういえば、「地獄先生ぬ~べ~」とかにも、トイレに関するエピソードがいくつかあった記憶があります。
そんな怖い場所にはできれば入りたくないものではありますが、まあそういうわけにもいきませんものね。
トイレでゆったりいろいろする人
でも、やはり生きとし生けるものは全てトイレに行かなくてはならない時が来るのですよね。便意というのは、全ての人に不平等に訪れるものなのです。
ところが、どうも僕には理解の出来ない人種というのが世の中にいるものでして、トイレの個室にゆったりと居座っている人です。特に、こちらがピンチの時に、混んでいて空きがないのにトイレから出てこない人は迷惑なのですよ!
余談ですが、僕、本屋とか家電量販店でショッピングしていると、我慢できないくらいの便意に襲われることが頻繁にあるのです。ありませんか?本屋で本を見ていると突然トイレに行きたくなることって。
この現象、実は名前がついていて「青木まりこ現象」と言うのだそうです。
「青木まりこ現象」の原因は、現在のところはっきりとわかっていないそうです。本のインクの臭いのせいだとか、思い込みのせいだとか、諸説あるみたいです。
この現象が発現したときは、「怖い」と思っているトイレなのにも関わらず、スーパーのバーゲンセールに飛びつく主婦のような勢いで駆け込みます。もうね、この時ばかりはマジでギリギリなのですよねぇ・・・。そして、そんな時に男子トイレの個室が開いていなかった時の絶望感と言ったらありません。「早く出てきて〜待ってるんだよ〜っ!」と心の中で叫ぶんですけど、運が悪いと全然誰も出てこなくて途方にくれてしまうのです。
なんだろう、トイレでスマホ見てたりとか、ゲームしてたりするのでしょうか?それとも便所飯とか?
トイレって臭いし、汚いし、怖いしで三拍子揃っている場所です。そんなところでゆったりとしている気持ちと言うのは全くもってわかりませんね。
まとめ
トイレで落ち着いて読書をしたりとかする人ってけっこういると思うのですが、僕としてはありえません。どう考えても落ち着かない空間だからです。
もちろん、便秘などで、トイレで手間取ってしまうことがあるのは仕方の無いことです。けれども、どうもそうは思えないくらいにお店のトイレの個室にこもる時間が長い人が多い気がします。なんというか、トイレで気合を入れている気配が全くしないのですよねぇ・・・。
基本的にトイレでは大きい方でも、全身全霊を注いで、一分以内に済ます僕にはちょっと信じられません。
人というのは生きている限り、トイレに行くことを避けることは出来ません。だって、漏らしちゃうもんね・・・。食べ物を食べて、それが消化されて、おしりから出てくるというのは自然の摂理ですから。
だから、本能的な恐怖を感じつつも人はトイレを利用するわけだし、トイレが我慢できない時にトイレの個室が開いていないと、この世の終わりなのではないかというくらいに切羽詰まってしまうのだと思います。
そんなわけなので、今日も僕はトイレで出すものを出すのです。