仕事プライベート問わず、北は北海道から南は沖縄県まで全国の風俗店を体験してきた筆者。だからこそ、同じジャンルであっても東西で内容の違いなどに気付くことがある。
たとえばイメージプレイ。東京の場合、この数年で増加して定着しているのはメイド系だろうが、それはメイド喫茶などを発端とする秋葉原文化の認知度の上昇と、なにより規模の大きさが関係していると思う。秋葉原発はもとより、周辺の神田や上野といった地域にもメイド系風俗店が増えているが、大阪で同じくオタク文化の最先端の地と呼ばれている日本橋周辺のメイド系風俗店は、東京に比べると小規模であることは否めない。
あくまで推測だが、もともと大阪・日本橋周辺はM性感の名店が群雄割拠している地域で、そこに新規ジャンルが入り込む余地はなかったのではないか? その大阪をはじめとする関西で、東京に比べて多いと思うイメージプレイがある。それが『オフィス系イメージプレイ』だ。
神戸・福原には、泡姫が秘書、客が社長になってセクハラに特化したプレイを楽しめるソープランドが何軒もある。逆に、関東のソープランドでイメージプレイを取り入れている店は極端に少ない。神戸・福原だけではなく、大阪にもOL姿で責めてくるM性感店や、オフィス系プレイに対応しているデリバリーヘルスもたくさんある。やはりこれは、関西が商人の町だからなのだろうか。
それは考え過ぎだとしても、オフィス系プレイを楽しめる風俗店が多いことは確か。そんな大阪にあって、筆者が気に入っているのが『D』というデリヘルだ。
この店は、女のコがMっ気のある社員で、客がその上司という設定。セクハラプレイが楽しめるワケだが、もうひとつ大きな特徴がある。それは“出世”だ。