はじめに
我が家では1ヶ月ほど前にプロジェクト管理ツールを導入しました。
当初の宣言通り、まずは1ヶ月間 Backlogを導入し、家庭内のタスクが滞りなくスムーズに対応できるかどうか試してみることにしました。
今回は、プロジェクト管理ツールを導入したことによって我が家にどのような変化をもたらしたか報告したいと思います。
結果
プロジェクト管理ツールを導入して1ヶ月間で、16件の課題が完了しました。
- 登録課題数 31件
- 完了 16件
- 処理中 11件
- 未対応 4件
ちなみに、Backlog導入開始のタイミングでは、課題登録者は殆ど私になっていましたが、ここ最近は夫も新規登録をするようになってきました。
プロジェクト管理ツールを導入してから1ヶ月…
気持ちに余裕が生まれ、
以前より子どもと向き合えるようになり、
私たち家族にとって大きなプラスとなりました。
プラスに変わったこと
Backlog導入後、どのようにプラスになったのか。
詳細をBefore&After形式で説明します。
Before (Backlog導入前)
(1)寝不足と、モチベーション低下との闘い
抱えている課題が多すぎて、「あれもこれも」と身動きが取れない状況でした。
その上、二男出産後の寝不足などが重なって、私自身も話し合う時間がなかなか作れませんでした。
今日は忙しくて対応出来なかった。ああ悲しい…(´・ω・`)
モチベーションも低下して、しょぼーんとしていました。
(2)やることが多すぎて日が暮れていた
ずるずると対応が遅くなってしまうのは良くないとは思いつつも、育児で疲れているから先延ばし…そして自己嫌悪。
当時のブログエントリーを読み返してみると、「ああ、相当疲れてたんだな…」と思いました.。
After (Backlog導入後の5つの変化)
家庭にプロジェクト管理ツールを導入後、実感した5つの変化をご紹介します。
(1)期限を設定することにより気持ちが楽になった
「○月○日までに対応すればいいから大丈夫!」
前向きな気持ちのままモチベーションを維持できるようになりました。
課題登録後、対応期限を決めるので「期日までに対応すればいいんだから、急がなくても良いんだ」と気持ちが楽になりました。
これまでの「ああ、今日も出来なかった…」といったマイナスな気持ちから解放され、日々スッキリとした気分で過ごせるようになりました。
(2)情報共有による時間の節約ができた
Backlogに課題を登録すると同時に、夫婦で情報共有もできますから、事前に説明する時間が省けます。
口頭による情報共有は、いつしか忘れてしまいます。
寝不足だったら尚更「あれ、なんだっけ?」「ああ、そうだ思い出した!」と記憶の扉を開くのに手こずります。
最初からBacklogに詳細を記載しておくことは、時間の節約に非常に有効的だと感じています。
引き継ぎしやすい
また、もし夫婦どちらかが倒れてしまった場合は引き継ぎしやすいです。
先月は私が胃腸炎になって完全ダウンしてしまいましたが、その間の対応は夫に引き継ぎました。
もちろん好きで倒れたくはありませんが、もし何かあったときは情報共有が重要となってきます。
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(3)以前よりも子どもと向き合えるようになった
今回、最もプラスだと感じたことです。
子ども達の教育・健康面・目標のサポートを夫婦で話し合うには、当たり前ですが話し合う時間が必要です。
夫は育児に協力的ですが、仕事は多忙です。
家族が寝静まってからもPCと向き合うことも多いようなので、その中で家庭の課題を把握するのも大変かと思われます。
そのような状況下において役立ったのは、Backlogの機能の一つであるWikiです。
例えば、子どもの通院記録をBacklogのWikiでまとめておくことにより、夫婦間で十分な話し合いが以前よりもできるようになりました。
BacklogのWikiは議事録としても秀逸
実際に有効だったのは、長男に乱視が発覚したときのこと。
Wikiに通院記録があるから、夫に口頭説明する時間を最小限に抑えることができました。
以下のキャプチャ画像は通院時の記録です。
(子どもの通院に夫婦で付き添い、主治医と十分に相談することが理想ですが、そうはいかないので…)
今後どのように子どもをケアしていくか夫婦で十分に話し合い、その後、家庭での対応方針をBacklogでまとめておきました。
- 病院での診察結果と指示
- 長男に乱視があるので、できるだけ遠くを見るように医師から指示があった
- 夫婦で話し合った上での家庭での対応方針
- 休日は運動公園でサッカー、美術館での絵画鑑賞、電車ウォッチングなどで遊び、長男が遠くを見るような働きかけをする
このように、子どもが現在抱えている課題とじっくりと向き合うことによって、子どもの成長を陰で支えていけるようにしたいと考えています。
(4)育児以外のタスクに時間を掛けないようになった
いつも忘れがちで、かつ対応も遅くなりがちな課題があります。
それは以下のような家庭内の保守対応です。
- 家電の故障対応・部品交換
- 粗大ゴミ処分
- ファームウエア更新
何となくいつでも対応できそうだからこそ、対応がズルズルと後回しになりがちです。
とりあえずBacklogに登録し、期限を設定し忘れずに対応することで、ひとつの課題にかかる時間を最小限に抑えることができました。
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(5)夫婦の雑談が増えたことによって、新しいアイディアが生まれた
Backlogで課題管理することによって、普段の会話も用件ばかり話さなくて良いようになったので、結果的に夫婦で他愛のない雑談が以前よりも増えました。
これは予想外でした!
その雑談の中で実現した出来事がありますのでご紹介します。
「地方のOSC(オープンソースカンファレンス)にも行きたいよね」といった流れになり、私が「じゃあ、スピーカーとしてエントリーしちゃおうよ!」と夫の背中をぐいっと押しました。
つい先日ですが、夫のOSC 2015 Fukuokaでの講演が正式に決定しました。
夫婦の雑談の中で生まれるアイディアもありますので、今後は夫婦の時間をより一層大事にしていきたいと思います。
もし興味のある方はお気軽にお越し下さい。
OSC2015福岡で講演します! 東京では講演する予定ないので九州でお聞きください。 OpenStackでCUDAとか興味ある人にオススメです。 >> Linux KVM環境におけるGPGPU活用最新動向 http://t.co/NlbpRMUrA0 #osc15fk
— Hajime Taira (@htaira) 2015, 9月 3
プロジェクト管理ツールはこれからも継続使用します
試しに1ヶ月間使用してみたプロジェクト管理ツールですが、
本当に良い事だらけでした!
我が家をハッピーにしてくれたプロジェクト管理ツールの「Backlog」。
今後もお世話になります!