加アルベルタ大学(University of Alberta)の研究チームでは、朝型9名・夜型9名の計18名を対象に調査を行ったところ、朝型の人は一日中コンスタントに行動できるのに対して、夜型の人は夕方以降に威力を発揮することが明らかになったそうです。
この違いには脳や脊髄の働きと関係があるとのことで、夜型の人は、脳にある運動野と脊髄の興奮度合いが午後9時頃に同時にピークになり、中枢神経が一番動く状態になる一方、朝型の人は運動野と脊髄の興奮度合いが同じタイミングでピークに達しないので、夜型の人ほど急激に行動パワーがアップする時間帯はない反面、一日中コンスタントに動けるそうです。
会社勤めの方は朝から夕方までの勤務がケースが多いですから、朝型のほうが体内時計と仕事時間が比較的合いやすいということになりますね。夜型の人は、早朝に明るい光を浴びるようにしてメレトニンを増やしていくと、徐々に早寝早起きのリズムが身につくそうですよ。「最近、どうも寝つきが悪くて...」という方は、ライフハッカー過去記事「まとめ:決定版!快眠ハック15選」や「睡眠中にやっちゃいけない3つの姿勢」も参考に、体内時計を仕事時間に合わせる工夫を上手にしてみましょう。
Study: Night Owls May Benefit From Evening Strength [CNN]
Azadeh Ensha(原文/松岡由希子)