スリランカの上座部仏教僧侶、アルボムッレ・スマナサーラ長老が教えるストレスフリーな生き方とは。

日々、「忙しい」とか「色々ストレスがありまして~」とか、悩み多き現代人に仏教の長老が「悩みと縁のない生き方」を教えてくれます。

「悩みと縁のない生き方」とはズバリ! 「悩まないことです!」

と書くと「なに、それ? 当たり前じゃん。それができないから苦労してるんだよ!」と思うでしょうが、本当にそうなんです。 悩むから悩むんです。 瞬間瞬間に目の前の大事なことに集中すると、悩みなんてなくなりますよ! 

もう少し詳しく以下に書きます。

 人間が悩むのは、過去のことをくよくよ考えたり、未来のことをあれこれ心配するから。 本書では、それを

 車の運転で考えてみてください。車の運転をする人が、過去のことや将来の夢ばかり頭の中であれこれ回転させると、あるいは妄想に耽っていると、とても危険です。 今現在、今の状況に気づきがなければ安全運転などできません。

車の運転中に、よそ見したり、他のことをしようかななどと考えている人がいたら、明らかに危ない。そして、普通はそんな事はしない。

しかし、人生においては、なにかをやりながら、過去のことをくよくよ考えたり、未来のことをあれこれ考えてる時間が長いですよね。 人生の時間が無限に続くならそれもアリですが、人生の時間はあまりにも短く。 そして、時間は巻き戻しは不可能ですし、永遠に戻ってきません。

くよくよ考えたりしてる、暇など無いと言うことですね。

メールをするときには、目の前のメールの事だけを一心不乱に考える。 掃除をするときには掃除の事を考える。

最新のガジェット類やタスク管理のツールなどを活用しまくってバリバリ作業してるつもりでも、心が揺れ動いて悩んでばかりいては効率も半減です。

高僧のような「澄んだ心」とまではいかなくても、過去のことにとらわれて大事な「いま」に取り組む心を乱されないように生きたいものですね。

(聖幸)