ライフハッカー過去記事「一日のワークライフバランスが一目瞭然になるシート『The Day Grid Balancer』」では一日のワークライフバランスを一覧化するためのテンプレート「The Day Grid Balancer」(※PDFファイル)をご紹介しましたが、こちらはその続編。1ヶ月間で取り組むべきテーマを5つリストし、その進捗状況を一覧化できるテンプレート「Refocus」のご紹介です。
「Refocus」はシンプルなテンプレート。1ヶ月単位で5つまで目標を設定し、その進捗状況を一覧化するものです。このツールの基本的なコンセプトは米Lifehacker過去記事「Jerry Seinfeld's Productivity Secret(Jerry Seinfeldの生産性アップのコツ)」で紹介した"タスクのチェーン化"と似ており、それぞれのタスクを別々のものとして捉えるのではなく、ある目標やテーマを意識し、個々のタスクを連鎖的に捉えて実行していくことを狙っています。これにより、目標達成につなげやすくするというわけですね。
このテンプレートの特徴としては、以下の3点が挙げられます。
その1: 進捗状況を簡単にチェックできる毎日やることは、5つの目標のそれぞれの進捗状況を、完了・進行中・未着手の3種類で図示するのみ。工数記録なども不要で、進捗状況を簡単にチェックできる。
その2: "正直ベース"で実態を把握できる同様のタスクマネジメント用テンプレートにはDavid Seahの「Printable CEO」もあるが、これはツールが自分のマネージャの役割を果たすように設計されている。ゆえに、ゲーム性は楽しめる反面、実態よりも「こうありたい」という期待値ベースで進捗状況を記録したくなりがちだ。その点、「Refocus」は正直ベースで実態をありのまま記録しやすくなっているので、事実を正確に把握しやすい。
その3: すぐにフィードバックできる複雑なタスク管理システムだと、自分の進捗状況を明らかにするための分析に時間を要することもある。「Refocus」は、自分の進捗状況が一目瞭然なので「何をどう改善すればいいのか?」を自身にすぐにフィードバックできる。また、1ヶ月という期間でタスク進捗全体を捉えるような仕組みになっているので、一日ごとの進捗状況に一喜一憂することもない。
「Refocus」は、Scantronのフォームとベンジャミン・フランクリン著『人生を幸せへと導く13の習慣』を足して2で割ったような感じでもありますが、取り組むべき目標に自分を集中させると同時に、進捗状況を正しく把握し、適宜、フィードバックしやすくするためのツールとして使えそうですね。印刷して書き込むことを想定しているテンプレートなので、アナログ派の方には馴染みやすいかもしれません。
ご関心のある方は、こちらのページ(※PDFファイル)からダウンロードをどうぞ。
Keeping Focus [WhiteHatBlackBox]
Jason Fitzpatrick(原文/松岡由希子)