ギズモード・ジャパンより転載:Pew Researchが、若者(10代)のソーシャルメディアでの行動を調査したところ、面白い結果がでてきました。若者が最も使っているのはまだフェイスブック、その後ろにInstagramとSnapchatがひかえています。興味深いのは33%もの人がGoogle+を使っているということ。これは、Twitterとほぼ同じ。なんででしょう?150419reasons4googleplus002.jpg

グーグルのソーシャルメディア戦略は、どうにもイマヒトツ。ソーシャル使いたちをどうも取り込めていないわけですが、なぜ10代はそこそこ使っているのか...。

まず1つ挙げられるのは、「使っている」イコール「アクティブに使っている」ではないということ。PewディレクターのAmanda Lenhart氏は、調査に関して2つの点から見たと説明。まず、サービスをそもそも使っているかどうか? そして、最も使っているサービスは何か? Google+の使用率が33%とはいえ、この2点で見ると、後者である最も使っているサービスにGoogle+を挙げているのはたったの5%ほどになります。

しかし、なぜ1/3もの若者がGoogle+を使うのでしょうか? それは、YouTubeや他のグーグルサービスとのソーシャル連携にあります。Lenhart氏曰く、多くのティーンのGoogle+上でのデータは、他のグーグル関連サービスから流れてきているものだと指摘。また、学校の授業で使用もパーセンテージをあげる一因だと言います。たとえば、学校の宿題でWordドキュメントを使い、それをクラスメイトと共有するとか。

言ってしまえば、Google+のことをソーシャルメディアと認識せずに使っているティーンも多くいるのでは? という話。また、2013年からYouTubeでのコメント記入にはGoogle+アカウントが必要というあまり歓迎されていない仕様もグーグルという巨大円盤を支えていることの1つ。YouTubeコメントに必要な機能程度にしか、若者たちはGoogle+を見ていないのかもしれません。

source: Pew Research Center

Kaila Hale-Stern - Gizmodo US[原文

(そうこ)

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