朝に紅茶を飲むようなシンプルなことでも、習慣的に行っていることは、精神的にも身体的にも良い影響があります。しかし、それらには目的が伴っている必要があり、もしそうでなければマンネリ化してしまいます。

作家のTodd Henry氏は次のように語ります。

私たちの多くは習慣(特に成功した人々が行っている習慣)を持とうとしますが、そうしたきっかけで取り組むのではなく、もう少しはっきりとした目的をもって取り組む必要があるのです。

がんばって習慣を作ることで、しばらくは効果があるかもしれませんが、そうした習慣は大きな目的がなければ、次第に新鮮味が薄れていってしまいます。習慣を守ろることに人は取り付かれやすいですが、そのような状態では、本来やるべきことから遠ざかってしまいます。

習慣を、創造性や生産性を向上させる特効薬ではなく、目的に向かう傾向やリズムとして捉えましょう。あなたが成し遂げるために全力で取り組んでいることのゴールが明確なら、はっきりとした意図を伴った一連の習慣はその目標達成に役立ちます。しかし、あなたが行うことに一貫した信念がないと、習慣は機能しません。

Henry氏は、本当に成し遂げたいことは何か、日課や習慣がそのゴールにどのようにつながっているか、そしてどの習慣が上手く続けられそうか、自問自答すべきだと言っています。習慣の手引きで述べられているように、たとえストレスを解消させてくれるちょっとしたコツでも、問題を解決してくれる何らかの目的を見つけることが大事なのです。ただ目的も設定せずに習慣としてやっているだけでは、その習慣はなかなか続かないでしょう。

Don't Allow Your Rituals to Become Ruts|Accidental Creative via 99u

Whitson Gordon(原文/訳:Conyac

Photo by Raheel Shahid.