最近購入した、8インチのWindowsタブレット『VivoTab note 8』を気に入って使っています。
お気に入りの理由は、フル機能のATOKがストレスなく使えるところです。iPadもお気に入りですが、日本語入力アプリに対する不満だけは工夫しても解決できず、用途によってはiPadを使わないこともありました。
これまで、iPadとMacというApple系の組み合わせで難なく使ってきましたが、新たに加わったのはマイクロソフト系です。両者を交わらせて使うには、いくつかの試行錯誤が必要です。ATOKは必須ですが、タブレットでよく使うアプリが2つあります。ひとつは「クラウドストレージ」で、もうひとつは「ウェブブラウザ」です。この2つは、VivoTab note 8を使い始めて見直しを行いました。
クラウドストレージの見直し
バックアップのような長期保管するファイルはBitcasa、変更の多いファイルはDropboxと、クラウドストレージを使い分けています。BitcasaはMacからのアクセスが主で、VivoTab note 8にはDropboxを使うつもりでした。
ですが、ストアからクライアントアプリをダウンロードして試してみましたが、ファイルの閲覧のみという中途半端なものでした。デスクトップアプリのDropboxを使う方法もありますが、その都度、デスクトップに切り替えるのが面倒に感じて、使い続けることを諦めました。
そこで、OneDriveを使うことにした
Windows 8には、OneDriveがOSに統合されています。開くダイアログから、OneDriveへ楽にアクセスできるなど使い勝手も良く、Dropboxからの移行を決めました。移行は、ファイルをコピーするだけで面倒なことはありません。また、iOSやMac向けにもクライアントアプリが用意されているので、Dropboxと同じ感覚で使えます。
容量は、OneDriveに登録すると7GBのスペースが与えられ、スマホアプリから写真をアップロードすると3GBのボーナスが与えられます。合計10GBもあれば、容量不足になる心配はありません。
ウェブブラウザ選びとブックマーク同期
プラットホームに最適化されたアプリが一番気持ち良く使えるので、VivoTab note 8では、Internet Explorer 11を使います。ただ、iOSとMacではSafariを使っています。最近は、ブックマークを使うことが減りましたが、相互で同期されていると使い勝手が良いので、これの方法を考えます。
最初に試したのは、異なるウェブブラウザ間でブックマークを同期できる「XMarks」です。古くからあるアプリなのでうまくいくだろうと、たかをくくっていましたが、残念ながらうまく働きませんでした。
まず、サービスが安定していないのか、ログインすらできないことが時々ありました。また同期されていても、同期処理がうまく動作しません。Macで追加したブックマークが所定のフォルダではない場所に保存されるなど、ストレスの原因になることが何度かありました。
次に、iCloudを試してみました。Windows版のiCloudには、ブックマーク同期機能があり、Internet Explorerにも対応しています。
Internet ExplorerとSafari間のブックマークは意図した通りに同期してくれ、お互いの「お気に入りバー」までもうまく同期します。また、サーバーも安定して動作しているようで、ログインできないことはありません。ただし、Safariのブックマークは、Internet Explorerのブックマークの中に「Safariメニュー」フォルダを作成して、ここに保存します。この部分だけ許容する必要があります。
以上が、VivoTab note 8を購入してから行ったことです。クラウドストレージとウェブブラウザを気持ち良く使える環境が構築できました。私のような使い方をしている人は少ないかもしれませんが、異なるOS間の情報同期テクニックと考えれば、応用できる機会もあるはずです。
(傍島康雄)