写真を撮ってもらうときのための、「決め角度」はお持ちですか?

学術誌「Experimental Brain Research」に掲載された論文によると、たいていの人の場合、顔の左側を写してもらうのが良いそうです。これは脳が感情をどう把握するかに関わっているからです。論文の著者らはこう説明しています

研究により、被写体の感情は左頬の方に強く表れることが多く、見る人はそれを美的に好ましいと感じるということが示されました。この研究成果は、脳の側性化(左右の大脳半球に得意な担当分野があること)や、情動についての右半球優位といった概念に、新たな裏づけを与えるものです。

顔の左側は感情が強く表れることで、より魅力的に見え、写真写りも良くなるというわけです。「ほんの少し目を細めて、アゴを少しだけ出すポーズ」を練習したり、撮影方法にこだわったりしてみてもよいかもしれませんね。

Thorin Klosowski(原文/訳:江藤千夏/ガリレオ)

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