雑誌や書籍を裁断し、自分で電子書籍化する「自炊」を実践している方もいるでしょう。また、名刺や会議資料などをドキュメントスキャナーで読み込み、データ化しておくのも、デスクまわりを片付けるのに役立つワザです。
ドキュメントスキャナーとして人気の高いPFU「ScanSnap」シリーズに、これまでとは一線を画する新製品が登場しました。「ScanSnap SV600」は、上部の読み取り部から平面的にスキャンをするのが特徴です。
最大A3サイズまでOK。厚みがあっても問題なし
「断裁が面倒」「データ化したいけど切るのはイヤだ」など、自炊にまつわる悩みが解消できるだけでなく、立体的でもスキャン可能なのがポイント。付箋を貼った資料から、子供が作った紙工作まで、読み取れるものの幅が広がりました。
最大読み込みサイズはA3サイズ。そのため、大判の雑誌やレシピ集などもOK。平面でスキャンするため、厚みがあるものでもOK。子供がクレヨンで書いたイラストなど、表面が傷つきやすいものやスキャナーに通したくないものでも、これなら問題ありません。
また、スキャン時にページをめくったことを自動で検出し、連続してスキャンできる「ページめくり検出」機能も搭載しています。
複数枚の原稿を自動的に個別データへ切り出せる
「マルチクロップ機能」を使えば、複数の原稿をそれぞれひとつずつデータ化してくれます。例えば、名刺を何枚かまとめて読み取っても、それぞれ一枚ずつのデータに切り出してくれるのです。
電源を入れてから3秒で読み取り可能
起動や読み取りもかなり速いようです。電源投入後、約3秒で立ち上がり、1枚あたりのスキャン時間も3秒以下。使いたいときにサッと使えるのはうれしい!
他にも、「見開きページの分割スキャン」や「本を開いた時に出る中央(ノド部分)の膨らみを自動補正」など、データ化をスムーズに、品質よく出来る機能が備わっています。これまでのドキュメントスキャナーに、スマホのカメラアプリでやっていたような補正機能を加えたような仕上がり、ともいえるかもしれません。
PFUによると、発売は7月12日(金曜日)。オープン価格ですが、PFUの直販サイトでは59800円となる予定です。
PRESS RELEASE 新聞・書籍などがそのままスキャンできる「ScanSnap SV600」新発売 | PFU
(長谷川賢人)