マラソンの際には、長時間走るために身体の燃料が必要です。「マラソン前には炭水化物を多めに摂るべきだ」という事実を知っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、気になるのは、「いつ」「どのくらい」炭水化物を摂ればよいか、です。

『New York Times』に、この疑問に応える記事が掲載されていました。

■いつ炭水化物を摂ればよいのか

炭水化物は、レースの前日に炭水化物を摂取するのが最も有効だそうです。

分析によると、レースの前日に多くの炭水化物を摂取したランナーの方が、炭水化物の摂取量が少なかったランナーよりも男女共に良い結果を残しました。この調査では、レース当日の朝食、レース途中、レース前の一週間にどのくらいの炭水化物を摂ったのかはあまり重要ではなく、レースの前日に何を食べたのかが重要なようです。

■どのくらい炭水化物を摂ればよいのか

では、マラソンを走り切るためにはどのくらいの炭水化物を摂取するべきなのかというと、体重1キロに対して最低でも6~7グラム。つまり、体重が60キロの人であれば少なくとも360~420グラムの炭水化物をレース前日に摂取するのがベストという計算です。そのためには脂肪分やタンパク質の代わりに、ジュースやお米、パスタやスイーツなどの炭水化物を、自分の体重にあわせて摂取しましょう。

How to Carbo-Load for a Marathon | The New York Times

Photo by: Martineric.

Thorin Klosowski (原文/訳:まいるす・ゑびす)