仕事というのは時間もお金も限られているものです。お金に予算があるように、時間も「時間予算」という言葉を使って考えてみれば、使い方がもっと上手になり、より充実した日々を送ることができるかもしれません。

Dave Lavinskyさんが、ブログ「Growthink」ですばらしく参考になりそうな例を紹介していました。月末にスーパーへ買い物に行った時は、その月の食費の予算3万円以内に収まるように、買う食材を厳選するでしょう。しかし、レジに行く途中で、とてもおいしそうで、しかもお買い得な物を見つけてしまいました。それは買った方がいいと思いますか? 答えは「ノー」です。予算以内に食費を収めるには、買うのをやめるか、買い物かごの中の別の食材と交換しなければなりません。

時間予算の考え方もこれと同じようなものです。5時に家路につきたかったら、4時55分に仕事を止めなければなりません。しかし、しつこい修正依頼のような仕事が入ってしまって、それに対応するには30分はかかりそうです。そういう時は「予算外の物は買わない」、つまりその仕事を今日はやらないということです。明日か他の日に回しましょう。

家に帰って、自分のプライベートな時間を楽しみます。趣味の時間にするもよし、リラックスするもよし、時間予算に合わせて時間を使います。スーパーでレジに行く前に見かけた物と同じように、その仕事もおそらく後にしても大丈夫です。

大丈夫かどうかは、その仕事の締め切りやクライアントとの関係など、他の要因によっても変わるとは思いますが、あくまでここでは「時間予算」という配分の中で時間をやりくりする考え方をご紹介しています。誰かが無駄にダラダラと話し続けたり、電話で邪魔してきたりするのも、時間を予算として考えたら、どこかで見切りをつけようと思うでしょう。

なぜだか働き過ぎてしまう人や、プライベートな時間がもてないことでお悩みの人は、このように時間も予算配分してみてはいかがでしょうか。

How to Manage Time Like You'd Manage a Budget | Growthink

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)

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