こんばんは。ちっとも人事のことを書かないのでそろそろ立場が危うい、失業経験あり人事担当の田中二郎三郎です。
先日風呂の浴槽にひげそりの刃を落としてしまい、気づかずに放置してしまったところ、見事にサビが発生し、FRPプラスチック浴槽にサビの色が移ってしまう事態が発生しました。この「もらいサビ」という現象、なかなかとることができないもので、困っている人も多いのではないでしょうか。プラスチック自体はさびませんから、これはサビが強固にこびりついている状態です。こすってもとれませんし、あまりこするとFRPといえども所詮プラスチック、傷がついてしまいます。
もちろん、専用のケミカルをホームセンターで買えばとれる事はわかっているのですが、わざわざホームセンターには行きたくないし、このケミカルが高いんです! そのまま買って使うのはなんだか悔しいので、代用品で「もらいサビ」を落とすことができないか、実験してみました。
Photo by Johnny Grim.まずは「酸」で勝負! 酸といえば「サンポール」しかないでしょう。あの独特の緑の粘液...。サビなんて簡単に退治してくれそうです。原液を振りかけて、30分待ってみました。結果、まったく効果なし。サンポール...錆には通用せず。。。
次は「アルカリ」で勝負! アルカリといえば、そう「カビキラー」です。黒カビすらコロリと殺してしまうカビキラー。酸が駄目だった今、逆転の発想でうまくいくことを祈ります。泡をまんべんなく、浴槽のサビを覆う形でシュッシュ。そして、また30分放置。泡が消えかけたころ、こすってみました。結果、まったく効果なし。サビキラーにはならなかったようです。
酸、アルカリの相次ぐ敗退に、頭に血が上ってきました。次は禁断の混合作戦です。「混ぜるな危険」を無視して、換気全開で猛毒の塩素ガスの発生するサンポールとカビキラーを混ぜて投入。「よい子は死ぬからまねしちゃだめよ作戦」です。もちろん危険なので、投入後にすぐに風呂場から退散。絶対に真似しないでください。そして30分後、水で危険な混合液を洗い流して換気を確認すると、浴槽の中のサビは...そのまま残ってました。はい、効果なし。もういい加減にしてください...。
酸もアルカリも混合もダメ、いよいよ高価なサビケミカルを購入しなければならないか...と思いつつ最後の手段で試したのが、花王が出しているにもかかわらずあまり知名度のない「ハイドロハイター」。ハイターが塩素系漂白剤なら、このハイドロハイターは白物衣類についた鉄サビの色を漂白する還元系漂白剤といわれています。大きめのスーパーなどに売っているこの250円の漂白剤に最後の望みをかけました。
衣類向けの使用方法に従って、50℃ほどに温めたお湯を張り、ハイドロハイターを投入。そして待つこと30分、浴槽に行ってみると...サビの色がない! 見事にサビがきれいに消えていました! かかったお金はわずか250円。これはコストパフォーマンス絶大です。
台所や風呂場のもらいサビにこまっている方、一度お試しあれ!
(田中二郎三郎)