こんにちは、美容研究家の境貴子です。
夏に比べ、冬はダイエットをサボりがちになりますよね。実は、冬の方がエネルギーは消費するのですが、体が冷えて血流が悪くなるので、代謝が低下して脂肪を溜め込みやすくもなります。今回は、そんな冬太り緩和の食材の一つとして、「納豆」にフォーカスします。
納豆は「食べる薬」と呼んでも過言ではないほど、栄養価のとっても高い、言わずと知れた低カロリー高栄養食品です。納豆は体にいい食べ物だということはご存知だと思いますので、納豆を食べるとどのような効果が得られるかを具体的にご紹介します。
■納豆の効果リパーゼ、レシチンが、脂質の代謝を上げ、悪玉コレステロールを溶かす。
ナットウキナーゼが、できてしまった血栓を溶かす。
納豆菌が、菌の発育を抑え、体外に排出させる。
アミノ酸が、アルコール分解酵素を作り出し、血中アルコール濃度を低下させる。
ダイエット効果に加え、病気予防などの作用もあるので、毎日の食事に積極的に取り入れていただきたいです。食べる時間は、朝昼晩のどのタイミングでも良いですが、晩ご飯時がオススメです。
晩ご飯はついついボリュームが出てしまい、カロリーオーバー気味になりがちです。ただでさえ冬は痩せづらいので、夜たっぷり食べると太りやすくなってしまいます。納豆には脂質の代謝を高める消化酵素が多く含まれているので、肉料理などの消化に時間がかかる物を食べる前に召し上がると、ダイエットの補助として活躍してくれます。
お酒を飲む際にもアルコール分解酵素の作用が働くので、飲み会などでもぜひ召し上がってください。 二日酔いや悪酔いも防いでくれるので、おつまみの一品としても良いです。食べる量は、1日1パックを目安にするといいでしょう。納豆に含まれる大豆イソフラボンを一度にたくさん摂ると、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性もあるので、食べすぎには注意が必要です。また、納豆は痛風などを引き起こすプリン体を含むため、尿酸値の高い方はお控えください。
■納豆が苦手な方は体に良いと言われていても、あの納豆独特の臭いや味、粘りがどうしても苦手で食べられないという方もいます。そんな納豆嫌いな方に、納豆の臭いと味を和らげる食べ方をご紹介します。
- マヨネーズで和える(油分と酸味が納豆の臭いを和らげる)
- レモン汁、お酢を加える(酸味が臭いと粘りを和らげる)
- 細かく刻んだ古漬けや高菜などの漬物と混ぜる(臭いを和らげる)
- 油で揚げる(臭いと粘りを和らげる)
ちょっとしたアレンジ次第で気になる臭いや粘りが軽減されます。この他にも、カレー粉で野菜と炒めたり、生卵の黄身と混ぜて臭みを取るなど、様々な食べ方があります。詳しくは、納豆専門のレシピ本やサイトなどもあるので、検索してみてください。納豆好きの方でも、毎日同じ食材を食べ続けると飽きてしまうと思うので、色々な味付けでアレンジして、楽しみながら摂取しましょう。
納豆にはビタミンB2やビタミンEが多く含まれているので、ダイエットや病気予防作用の他にも、皮脂の分泌を調整して肌にハリとツヤを与える作用もあります。冬の肌荒れ対策にも効果があるので、今夜から食卓に並べてみてはいかがでしょうか。
(境貴子)