「TRIM」は、SSDのパフォーマンスを最大限に引き出してくれるコマンドなのですが、OS Xのデフォルトの状態では使えません。『TRIM Enabler』は、Snow Leopardシステムにパッチを提供し、SSDパフォーマンスを向上してくれるツールです。
OS 10.7 Lionは、TRIMコマンドに対応しています。Snow Leopardでは、TRIM Enablerを使い、システムにちょっとしたハックを施すことにより、TRIMコマンドを有効にできます。ただし、ダウンロードする前に以下の2点を確認してください。
- ドライブがTRIMに対応していることを確認。ドライブのモデル番号をGoogleで検索してみると、すぐに分かるはずです。対応していない場合、このパッチは使わないでください。
- 10.6.7へアップデート済みであることを確認。10.6.6以前の状態では機能しません。
この両方の条件を満たしていれば、TRIM Enablerを開き、バックアップボタンをクリック(念のため)し、パッチボタンをクリック。
これはシステムファイルに変更を施すので、TRIM Enablerによるファイルバックアップと並行して、フルバックアップしておくことをオススメします。再起動後にエラーが出る場合、セーフモードで起動することで問題が解決する場合もあります。セーフモードで起動するには「Shift」ボタンを押しながらパソコンを起動。そこからTRIM Enablerを開き、パッチされていない状態のオリジナルファイルを復元できます。
このハックで何が起こっているのかを詳しく知りたい方は、こちらの記事(英語)も合わせてご覧ください。
TRIM Enabler | groths.org via Rafeed Chaudhury
Whitson Gordon(原文/訳:まいるす・ゑびす)