先日、Justin Bieberのトラックを800%スローにした、美しいドローンアンビエントトラック(英文記事)が、話題となりました。今回は、自分も作ってみたい! という方に、ドローンでアンビエントなトラックの作り方を、ご紹介します。
スローなJustin Bieberのトラックを、まだ聞いていない方は、以下の原曲とスローダウン版を、聞き比べてみてください。
■原曲 ■スローダウン版以下の作り方は、今回使用している『Paul Stretch』を教えてくれた読者、pbhj氏にインスパイアされたものです。
1. Paul Stretchをダウンロード・インストールまず、音声ファイルをストレッチできるツール『Paul Stretch』を、こちらからインストールします。Windows用です(テストしていませんが、WINEを使えばLinuxでも、WineBottlerを使えばMac OS Xでも、使用できるかもしれません)。
2. Paul Stretchで曲を開き、パラメーターを設定するFile > Openから、ドローンアンビエントに変身させたい曲を選びます。ストレッチタイムは、スライドバーを動かして、1~10,000の間で設定できます。「Stretch:」の横にある数字が、スローダウン具合の数値で、( )の中の数字は、スローダウン加工後の、曲の長さです。
3. スローダウンした曲をレンダリング「Write to File」のタブへいき「Render selection」をクリックします。ファイルに名前をつけて、出力されるフォーマットを選択します。ストレッチする値の大きさと、ソースの曲の長さによって、レンダリングにかかる時間はかわります。100以上に設定してスローダウンさせるなら、かなり待つ心構えが必要です。
「pos1」、「pos2」でポジションを設定すれば、1と2の間だけをレンダリングできるので、まずはそれで実験してみるといいかもしれません。もしくは、再生ボタンを押して、プレビューを聞いてからレンダリングすると良いです。
4. 聞いて楽しむレンダリングが済んだら、指定したフォルダに出力されます。あとは開いて、聞くだけです。自作のドローンアンビエントサウンドをお楽しみください!
この曲をスローダウンさせたら、凄いことになった! という方は、コメント欄への記入お願いいたします。
Adam Pash (原文/訳:松井亮太)