雑用や面倒な作業にだらだらと時間を使ってしまうという人は、「8分ルール」というワザを試してみませんか。これは、David AllenのGTDの、家事・雑用版といったところだそうです。GTDの「2分ルール」では、2分以内でできそうなタスクがある場合は、GTDのワークフローにその時間を入れずに、すぐさま実行してしまおう、と言っています。「8分ルール」も同じことで、わずかな時間でも集中すれば一仕事できてしまう、ということです。

「How to Get a Grip」ブログによると、以下のように説明されています。

 

大抵の家事は10分以内でおわります。10分というのはとても短い時間ですよね。朝の目覚ましアラームが鳴ってからスヌーズボタンを押してまどろみ、次のアラームが鳴るまでのあの短い時間が10分です。でも、そんな短時間でも、できることはたくさんあるんです。たとえば、

  • ゴミを出すー2分
  • 食洗機に使った食器を入れるー4分
  • 部屋に掃除機をかけるー7分
  • 浄水器フィルターの替えをオンラインで注文するー4分
  • 寝室を見回して、落ちているシャツや靴下を洗濯かごに入れるー5分
  • 公共料金の支払いをするー6分

こうやって書き出してみると、一つ一つはとても単純な作業ですよね。でも、これが積み重なると、短い時間に家事や雑用をサクサク片付けることができるのです。とくに、デスクワークが多い人は、意識的にコンピュータの前から離れる時間を作るといいかもしれませんね。

たとえば、「Pomodoro Technique」で、キッチンタイマーを使って、30分作業をしたら席を立つようにするとか。ホームオフィスの人は、その時間に家事ができますし、そうでない人も、30分ごとに立ち上がって頭を休め、身体を動かすのは、その後の生産性を上げることになるでしょう。家事や雑用のための時間を毎日1時間取ったり、週末にまとめて終わらせるというよりも、ずいぶんと気持ちのいいものです。

みなさんは、どうやって家事や雑用を終わらせていますか? いい方法があったら教えてくださいね。

The Eight-Minute Rule [How to Get a Grip]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:山内純子)