長時間Macを使い続けているうちに、いつのまにか動作が遅くなっていた経験ありませんか?

その原因のひとつはキャッシュによるもの

OSは動作を快適にするため、頻繁にアクセスするデータを読み込み速度の速い「メモリ」上に保存することでアクセス速度をあげて快適に動作するようになっており、このしくみを「キャッシュ」といいます。例えるなら、よく使う道具は手元に置いておいてすぐ手に取れるようにしておくのと同じ理屈です。

しかし、「メモリ」の容量には物理的な限界があるので、「メモリ」上にキャッシュするスペースがなくなると、アクセス速度の遅い「ハードディスク」にキャッシュするようになり、全体的に動作が遅くなります。体感的にも動作が遅くなることがわかり、結構なストレスになります。

そうならないためにも、「ハードディスク」にキャッシュしないように「メモリ」上のキャッシュするスペースを確保しておきたいのですが、このキャッシュスペース、アプリを終了させてもすぐに解放されない場合があります。これをクリアするには再起動するのが一番いいのですが、再起動はブラウザのタブを開き直すのが手間だったりと作業を一時中断しなければならないので、なにかとめんどくさいんですよね。

そして、再起動して作業が中断することで、せっかくのアイデアが消えたり、集中力が途切れてしまいのが何よりも避けたいこと

そんな時、再起動せずにメモリのキャッシュをクリアできるアプリ『Libera Memoryをまず試してみてください。

 使い方もいたってシンプル。Releaseを押すだけ

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数日再起動していない状態で「Libera Memory」を試してみました。inactiveの領域がだいぶ開放されているのがわかります。

いつもこんな風に効果が出るわけではありませんが、再起動を選ぶ前に試す価値アリです。

でも、もし効果がなかった場合、その時はもうしかたありません! そこは気持ちを切り替えて、再起動を休憩タイムにしてしまいましょう。休憩を挟むことで意外といいアイデアが生まれるかも。

人間万事塞翁が馬ですから。

(ドサ健)