2024.10.30 06:00
シニア女子プロ・レジェンズツアー「Obbliカップ」が10月31日、11月1日、土佐カントリークラブで開催されます〈PR〉
三愛オブリ株式会社の金田凖・代表取締役会長(左)と隼田洋・代表取締役社長
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公認、シニア女子プロゴルファーのためのトーナメント、レジェンズツアー「Obbliカップ」が10月31日~ 11月1日に土佐カントリークラブで開催されます。初主催のエネルギー商社、三愛オブリ代表取締役会長の金田凖氏と代表取締役社長の隼田洋氏に高知開催への想いを聞きました。
【広告】企画・制作/高知新聞社営業局、聞き手:高知新聞社東京支社長・松井直人
ゴルフツアーで高知のファンを増やしたい
■経営理念と共通点 健康経営とも合致
――JLPGAレジェンズツアー「Obbli(オブリ)カップ」の概要と主催する意義について教えてください。
隼田:レジェンズツアーは45歳以上の女子プロゴルファーを対象として2004年に始まりました。生涯スポーツとしてのゴルフの普及と社会貢献活動を目的としています。「Obbliカップ」は本年からツアーとして始まり、本戦を10月31日~11月1日に高知県の土佐カントリークラブで開催します。
「シニアの部」の賞金総額は2000万円で優勝賞金は300万円、60歳以上の選手が参加する「グランドシニアの部」は賞金総額200万円、優勝賞金40万円です。
三愛オブリは創業者の市村清が唱えた三愛精神「人を愛し国を愛し勤めを愛す」を経営理念としており、企業活動を通して社会に貢献してきました。会社の発展と個人の幸せの一致を図るため、健康経営も進めており、レジェンズツアーの目的と合致しています。
―― 高知で初めて開催する想いを聞かせてください。
金田:高知を元気づけたいとの気持ちがあります。多くの人が訪れれば、ホテルやタクシー、バスなど地元の活性化につながります。土佐カントリークラブは「明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント」を17年間にわたり開催してきました。ファンも増え、スタッフやボランティアもしっかり対応しています。今後も高知に集まる人が増えるきっかけを作っていきたいと考えています。
事業やスポーツで地域社会に貢献していく
■ゴルフは人間関係を豊かにできる
―― ゴルフの魅力についてはいかがですか。
金田:ゴルフはやればやるほど難しさを感じるスポーツです。無意識に自然体でクラブを振れればいいのですが、あれこれ考えて力が入り思うようにできない。奥が深いから長続きするのでしょう。プレーする人の性格があらわになるのもゴルフの特徴です。コースを一緒に回ると、気配りやユーモアが大切になります。コミュニケーションを良好にすることで、人と人との距離を狭めることができ、人間関係を豊かにできるスポーツだと感じます。
―― 三愛オブリは2022年に商号を現在の社名に変更し、東京証券取引所プライム市場に移行しました。会社の沿革について教えてください。
隼田:創業は1952年、三愛石油として羽田空港の航空事業から始まりました。石油事業の成長とともにLPガス事業、化学品事業に領域を広げてきました。
社名の「オブリ」は創立50周年に取り入れたコーポレートブランドで、ラテン語のオブリガーレ(Obbligare)に由来するオリジナルの言葉で、「人びとや社会とのつながりを大切にし、深めていく」との想いが込められています。
世の中が脱炭素の推進に向かう中、環境にやさしい天然ガス事業、風力発電のオイル&メンテナンスも手がけています。エネルギーの移行も視野に入れて、新しい事業への着手を進めています。
また、2006年、高知市升形に当社グループが扱う商品の受発注業務を一手に担う子会社を設立しました。当時の社名は、三愛石油カスタマーサービスでしたが、同社も2022年に三愛オブリカスタマーサービスに商号を改め、現在は高知市本町のオカバビル2階に本社を移し、全国からのオーダーに対応しています。
■森林と川の保全活動 地域の子どもに支援
―― サステナビリティの推進にも力を入れていますね。
隼田:当社は自然保護にも力を入れています。高知県の森林再生のために間伐をするなど「協働の森づくり事業」は16年に及びます。2024年は複数の地域と吉野川流域における「協働の川づくりパートナーズ協定」を結び、清流の保全活動をスタートしました。本年は嶺北地域の小学生による吉野川流域の河川を題材とした「協働の川づくり」図画展を行ったほか、吉野川の支流のひとつである汗見川に約1000匹のアメゴを放流しました。森林と川はつながっているため、こうした活動は新しい環境の保護活動になると考えています。また、未来を担う子どもたちへの支援として交通遺児育英会や子ども食堂への寄付も行っています。
―― 企業の人材について、採用や育成についての考えを聞かせてください。
隼田:企業として新しい取り組みを進めていくなか、多様性のある人材を集めることが大切だと考えています。キャリア採用を増やしたり、女性の新卒採用比率を高めたりする必要があります。また、社員に対しては研修など、育成の機会を増やしていくことが大切だと考えています。
―― 最後に高知県出身の金田会長から県民のみなさんへのメッセージをお願いします。
金田:高知が抱える一番の課題は人口減少です。高知は美味しいものが沢山あり、美しい景色に恵まれています。また、優秀な人材を抱えていることも魅力です。若い世代の人たちが都会に出て勉強したり、生活したり経験を積むのはとても良いことです。そうして身に付けた知識や経験を持って高知に帰り、起業も含め、仕事の機会を見つけてほしい。各地域で開かれている高知の郷土会や校友会、県人会に積極的に参加すれば人脈ができ、ものの考え方も広がります。若い人は特にこうした出会いが財産になります。
高知の人口を増やすには、魅力をさらにPRしていかなければなりません。若い世代が高知をもっと愛して、高知のために何かをしようという気持ちになってくれることが大切だと考えています。高知から離れる時期があっても良いので、Uターンしてまた帰ってきてほしいというのが、私の願いです。
三愛オブリ株式会社
【商号】三愛オブリ株式会社SAN-AI OBBLI CO., LTD.
【代表者】代表取締役会長 金田 凖、代表取締役社長 隼田 洋
【創業】昭和27年6月9日
【資本金】101億2715万円
【従業員数】501名(2024年4月1日現在)
【所在地】
(本社)東京都千代田区大手町2-3-2、大手町プレイスイーストタワー10階、TEL:03-6880-3100
(高知)高知市本町4-2-52オカバ高知ビル(三愛オブリカスタマーサービス株式会社)TEL:088-888-7200