先日、久しぶりに後輩と食事を楽しんできたところ、「新しく会社を興します!」といった熱い宣言をされました。
一応僕もサラリーマンを辞めた人間なので、「起業をする前にやっておいたほうが良いこと」等のアドバイスが欲しいと言われて、色々と話をしてきたわけです。
役に立ったのかどうかはわかりませんが、とりあえずスッキリはしたみたいなのでよかったんですけど、今日はそんな話をさせてもらった内容を思い出しながら、起業を志す人がやってはいけないかな?と思うことを7つ紹介してみます。
目次
1.挑戦しようとする内容を調べすぎない事
まず最初に伝えたのは、あまりにも挑戦しようとする事業の内容に付いて調べすぎると、自分が挑戦しようとしている事が「どれほど大変か?」「どれほどのリスクがあるか?」という事に気がついてしまって、起業する気を失ってしまう可能性があるから「調べすぎないように」と伝えました。
リスクヘッジの為・・・と、僕もやろうとしていた事業について会社員時代から徹底的に調べていましたが、調べれば調べるほど安心感を得るどころか、腰が重たくなりました(笑)
心が強い人なら、全く問題はないのかもしれなせんが、心配性な方は「調べすぎず」に、勢いで起業してしまうのも一つの方法かと思います。
2.会社員の先輩に相談をしない事
これは僕だけの経験かもしれませんが、いわゆるサラリーマンの先輩に相談をすると、「辞めておけ」というアドバイスしか受けることなく、先ほど紹介したような感じで「リスク」ばかりを伝えられて心が萎えてしまったことが結構ありました。
逆に、社長さんとか個人事業主さんにアドバイスを受けると、「こういったリスクはあるけど、こんな楽しみもある」といったように、リスクだけでなく実体験から来るメリットも伝えてくれましたので、やる気をチャージしてもらえます。
もちろん、「事業内容」であったりとか「コンセプト」がしっかりとしていないと、社長さんも「辞めておけ」とか「準備不足」と言われてしまいますので注意が必要ですけどね(笑)
なので、これから起業などに挑戦される場合には、出来ることなら社長さん、個人事業主さんにアドバイスを求めると良いかと思います。
僕の場合は、ありがたいことに同世代の友人に社長さんが沢山いますので、色々と相談できたのは本当に良かったと思ってます。ちなみにですが、身近に社長さんが沢山いると、起業へのハードルが低くなりますよ。
3.今いる会社、仕事を疎かにしない事
とある後輩が、「そろそろ起業するんで、今の会社休みがちになってます」と言っていたのですが、会社員としてお金をもらっている時には、仕事をちゃんとしておいたほうが良いと思います。
自分が抱えている仕事を疎かにしないと起業の準備などが出来ないとしたら、起業した後にはもっと大変なことが待っているからです。
また、もともといた会社の人の中には起業を応援してくれる人もいるでしょうから、その人の為にも仕事には手を抜かないほうが良いでしょう。
昔、ホリエモンさんが「友人が少ないやつは起業するな」と言っていましたが、起業直後に仕事を安定的に取れる人は、往々にして人脈が広い方が多いのです。昔の会社の人間などともうまくやっておけば、そこから仕事を取れる可能性もあるので、どんなにムカついた事があっても、将来の為に仕事をちゃんとしておきましょう。
4.本を読まなくなる事
起業の準備を進めていると、読まなくてはならない本が山積みになります。
経理・会計等の実務的なことはもちろんのこと、営業テクニック、集客マーケティングなど多くの本を読むことになるわけですが・・・気がついたら「最近ビジネス書籍が何を読んでも同じに見える」なんて時期があって、何も読まなくなることがあります。
そんなの僕だけかな?と思っていたら結構友人たちも同じようなことを言っていたので、毎月の様にビジネス系の書籍を読まれている方は同じような経験があるのではないでしょうか?
僕はアホなので、自分の中では結構なレベルまで来た!なんて思ったりもしていたわけですが、残念ながらこの現象が起こった場合には、逆の事が起こっています。
それは、「頭がカチコチになって何も吸収できない状態」になっているだけなんですね。
仮に同じようなことが書いてあったとしても、情報を深堀りしてみよう!とか、復習してみよう!と言ったように前向きに向き合うことが大事なんですね。
ちなみに・・・アドバイスをした後輩君はこの状態でしたが、以下の本をオススメしておきました。
5.人と会わないようにする事
日常業務にプラスして起業の準備を進めていると、どうしても時間がなくなってしまい・・・気がついたら滅多に人と会わなくなってしまうというケースもあると思います。
しかし、人と会わなくなればなるほど、鮮度の高い情報が遮断されてしまって前に進めなくなったりします。フェイスブックなどのソーシャルメディアの活用もいいでしょうが、それではガツンとくる情報には出会えないように思います。
会社に通って日常業務を行って家に帰って寝る・・・というルーチンを繰り返していると、新しい情報には出会えないんですね。
忙しいときこそ人と会う時間を作って、自分の想定していない会話を楽しんでみましょう!
最近は僕も、無理やり時間を作って「会いたい人」に会うようにしているんですが、やっぱり素晴らしい情報を得ることが出来ているので間違いは無いと思います。
逆に「会いたくない人」とは一切時間を作る必要は無いし、ルーチンワークの中にいる人は特に外で会ってもあまり刺激になりませんので、「会社の上司」等との無駄な付き合いの時間は全てカットしてしまうのがコツかもしれません。
6.陰口やネガティブ発言をする事
僕の勤めていた会社だけなのかもしれませんが、とにかく陰口とネガティブな発言をする人間が多くいました。
これはやってはいけない事に入るのかどうかはわかりませんが、こういった会話には参加しないことが重要です。
言葉は言霊といわれるように、発した言葉がそのまま返ってきますので、せっかく起業に向けてプラスのエネルギーが出ているのに、陰口発言などを一緒になって言っていたらマイナスになってしまいます。
もし身近で陰口やネガティブ発言が始まったら、その場をスッと立ち去ってしまうのがベストです。
7.睡眠を削りすぎる事
人とは違う人生を選んだのだから、多少睡眠を削って仕事をするのは当然のことだとは思います。
しかし、睡眠を削りすぎてしまうと、冷静な判断能力までなくなってしまい、逆効果に働いてしまうことがあるので注意が必要です。
作業レベルで時間がとられる場合においては睡眠不足の中でも対処は可能ですが、新しい事業を考えたりするクリエイティブな作業においては睡眠不足は敵となります。
起業家は体調管理も重要な仕事の一つになりますので、睡眠を削りまくって作業をする癖は、起業前からなくしておくことがオススメです。
まとめ&さんまさんの名言
今回は後輩に対してアドバイスをした事を思い出しながら、起業する前にやってはいけない7つの事として書いてみたのですが、こうやって文章にしてみると、もっと伝えたいことがあった・・・と反省する部分が結構あることに気がつきました。
また会う約束をしているので、今度は逆に「やっておくべき事」を伝えられるように準備をしておきたいと思います。
ちなみにですが、起業を志されている方で自己啓発セミナーみたいなものに沢山参加されているようでしたら、以下の島田紳助さんのDVDがかなりオススメです。
僕は心が萎えたときに見て力をもらっています。芸能界復帰・・・は無いんですかね?
最後に、さんまさんがおっしゃられていた名言について紹介させてもらいます。
とあるラジオ番組内で20歳のモーニング娘のメンバーさんが将来を不安に思う・・・といわれていたことに対して、こんなことを言われていたようです。
「考えるのは無駄やから。安定なんかしないから、一生」
「不安定をどう生きて行こうってこっちゃな、安定になろうと思っただけで、もう不安定やから」
これはまさに、これから起業を志そうとしている方にぴったりの言葉ではないでしょうか!!
さんまさん、さすがでございます!
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