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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
ゴライアス・タイガー
2013 岩絵具、墨、透明水彩、ペン、胡粉、あかし紙、吉祥麻紙
174×380㎝
現地では❝ムベンガ❞と呼ばれコンゴ河水系に潜むカラシン一族最大の怪物。人喰い魚と呼ばれ旧約聖書の巨人ゴリアテをその名の由来とします。体長150㎝体重50㎏に達し体内でステロイドホルモンを創造し環境に合わせてさらに巨大化すると言います。
アフリカ・コンゴはかつてゴンドワナ大陸塊の一部であり氷河、洪水、地震、造山活動のほとんど無い古い大地です。ブラック・アフリカと呼ばれ、怪物や悪魔が跳梁跋扈する暗黒大陸として西洋から恐れられていました。
1997年、地震活動を調査していたNOAA(米軍海洋気象台)が巨大な生物の鳴き声を数度捉えたと言います。南米チリの西約1750㎞沖合水深4000m付近で海棲生物の可能性が高い鳴き声でありこの声から推定される体長は100mを超えるらしい。深海には今だにゴリアテが潜んでいる可能性があります。
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