狂犬病について
【狂犬病】
狂犬病は犬、人ともに感染するとほぼ100%死に至る非常に恐ろしい病気です。
日本では1950年に狂犬病予防法が実施された後、全国で犬のワクチン接種が徹底され、1956年を最後に狂犬病の発生は報告されていません。
しかし、それ以前には毎年多くの犬が狂犬病ウイルスに感染しており、例えば1923年には全国で2702頭、同じく1924年には4283頭の感染が報告されていました。
現在、日本は狂犬病の発生が抑えられている世界でも数少ない国であり、これは狂犬病予防法を基に長年に渡りワクチン接種の徹底を実施してきた功績です。
近年、SARSやエボラ出血熱、新型コロナウイルスといった感染力の強いウイルス疾患、越境感染症が大きな脅威となっています。
川崎市獣医師会は、これから先も市民の皆さまが安心して犬との生活を続けられるよう、狂犬病予防接種の徹底に努めてまいります。