聖徳記念絵画館の前庭部分は、創建時に親しまれていた芝生の広場が復活。誰もが自由に往来できる幅約80m のスペースは、神宮外苑の新しい憩いの空間になります。カシやケヤキ等の高木に囲まれた美しい景観は、保存されるいちょう並木とともに神宮外苑の彩り豊かな自然を象徴する景色となるでしょう。

野球場とラグビー場の間には、約1.5haの中央広場を整備。来場者が思い思いに時間を過ごす場として開放されます。またスポーツ・文化イベントなどを行う場としての活用も予定。さらに非常時には広域避難場所としても機能します。

新たに誕生する2つの広場をつなぐエリアには、憩い・交流・スポーツサポートの機能をもった文化交流施設が完成。様々なアクティビティの拠点として、また人と人とのつながりを育む場として活用されます。

神宮外苑の象徴ともいえる４列のいちょう並木はすべて保存されます。建設に携わった先人たちの想い、美しい緑陰の歩行空間を望む人たちの願いを大切に、生態系の保全にも配慮しながら、これまで以上の豊かな自然の景観が形成されます。