「あなたの相談相手」をモットーに45年
悩み事に専門家が答えます
お気軽にお電話ください
赤旗電話相談開設40周年 記念座談会(紙面を見る2018年8月25日付)
●「赤旗電話相談」は、7つの分野で相談を受け付けています。「法律」、「年金・社会保険」、「税金」、「子ども・教育」、「障害児教育」、「医療福祉」、「マンション・住宅」のテーマごとに専門家がお話をうかがいます。
●赤旗日刊紙の「くらしの相談室」、日曜版の「赤旗相談」欄で、相談内容を紹介しています。「丁寧な回答がわかりやすい」「いつも記事を切り抜いて活用している」など、読者からの感想がたくさん寄せられています。
●大規模災害などで被災された方が利用できる各種制度についての問い合わせは、法律、税金、年金・社会保険などの相談でお受けしています。
●お子さんやお孫さんの生活で心配なこと、気がかりなことがありましたら、「子ども・教育」、「障害児教育」(次回は来年2月8日)にお電話ください。匿名でもけっこうです。安心してお話しいただけます。乳幼児の健康・発達についての相談は、はがきで受け付けています。小児科医師が紙面でお答えします。
●12月の日程をお知らせします。年末年始は相談を休みます。変更もありますので、詳しくは「しんぶん赤旗」日刊紙と日曜版をご覧ください。
<12月の相談日程>
4日(水)●法律 |
弁護士/杉野 公彦さん |
6日(金)●子ども・教育 |
元小学校教員/小磯 政行さん |
10日(火)●税金 |
税理士/吉元 伸さん |
11日(水)●法律 |
弁護士/平井 哲史さん |
13日(金)●年金・社会保険 |
特定社会保険労務士/栗原 勝さん |
17日(火)●法律 |
弁護士/村﨑 修さん |
18日(水)●マンション・住宅 |
弁護士/佐藤 生さん マンション管理士/千代崎一夫さん |
21日(土)●医療福祉 |
元医療ソーシャルワーカー/原 玲子さん |
25日(水)●法律 |
弁護士/油原 麻帆さん |
●11月の日刊紙と日曜版には、次のような相談の記事を掲載しました
<法律>私の三男を養子にした姉、縁組を解消したいと
<年金・社会保険>64歳から受ける老齢年金、障害者特例とは
<年金・社会保険>夫の扶養に入る私、働き始めると保険加入か
<法律>姉2人が母の遺産山分け、私も請求する権利ある?
<年金・社会保険>主治医が協力的でないが、発達障害で年金受けたい
<子ども・教育>小2と小4が兄弟げんか、荒れる孫をどう見守れば?
電話相談 とくとく情報 法律相談編
「法律って難しい」「裁判員に選ばれたら、どうしよう...」。そんな声をよく耳にします。赤旗電話相談では「法律だって分かりやすく」をモットーに、皆さんからのご質問に弁護士がお答えしています。しかし、回線は1本。そのため、法律相談は電話が殺到し、かかりづらくなっています。
係では、お急ぎの方は<法テラス(0570-078374)>を紹介しています。法的なあらゆる悩みに答える公的機関です。無料相談も行い、全国に相談窓口を設けていますので、ぜひご活用ください。
困り事・悩んでいること...お電話ください。お答えするのは、その道の専門家。弁護士、社会保険労務士、税理士、教育関係者、一級建築士やマンション管理士、元医療ソーシャルワーカーなど40人の専門家の皆さんです。相談項目は法律、年金・社会保険、税金、子ども・教育、障害児教育、マンション・住宅、医療福祉の各分野です。どんなご質問にも親身になって答えます。 |
◎くらしの相談室/子ども教育/不登校の中3娘の進路通信制がいいか迷う
回答者/東京総合教育センター所長 児玉洋介さん
中3の娘です。中2の2学期から不登校で今はフリースクールに通っています。高校進学は、一般受験で私立校を目指すか通信制にするか迷っています。(A子)
◇ ◇
児玉 中学校生活の様子はどうでしたか。
――小6の春休みに引っ越したので友達がつくれず、グループ発表の場面などが苦手でした。
児玉 フリースクールでの様子はどうですか。
――「先生がやさしい」と言って毎日通っています。学習内容は学校に提出しています。
児玉 進路について担任と相談していますか。
――欠席が多いので、私立校の内申点は厳しいと言われました。
児玉 フリースクールの先生との関係で安心感が得られたことはよかったですね。フリースクールへの通学は出席扱いになることもあるので、確認してみてください。
娘さんは中学で環境が変わり友達関係ができずに、つらかったのではないかと思います。みんなと一緒に学習に取り組む場面も孤立感が強くなり大きなストレスだったのではないでしょうか。
――今は一緒に高校見学に行って、個別相談を受けています。娘は「高校に行ったら頑張りたい」と話しています。
児玉 個別相談ではお子さんの様子を率直に話してみてください。学校に行けない気持ちを理解し、「不登校のことは気にせず、来てください」と言ってくれる公立や私立の高校もあるはずです。先生が一人ひとりを丁寧に見てくれ、緊張感を持たずに安心して通える環境が大事です。希望がかなう進路が見つかるといいですね。
通信制は近年、不登校対象の学校が増え、〝インターネット授業だけで卒業〟を売りにしたり、毎日の登校サポートを大事にしたりと、特徴もさまざまです。急いで決める必要もありません。たくさんの学校情報を比べてみてください。
進学先は最終的に本人の意思で決めることが大切です。親は子どもの気持ちを聞いて励ましてあげられるとよいですね。
(11月27日付)