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2024年12月13日(金)
大浦湾くい いまだ29本
辺野古新基地建設 赤嶺議員が追及
衆院安保委
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中谷元防衛相は12日の衆院安全保障委員会で、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を巡り、大浦湾側のA護岸造成(8月20日に工事開始)に必要な約1000本の鋼管(金属製のくい)打設(打ち込み)の進捗(しんちょく)状況について「8月は9本、9月が2本、10月が9本、11月末時点の総数は29本」だと明らかにしました。日本共産党の赤嶺政賢議員への答弁。
赤嶺氏は、防衛省沖縄防衛局が計画する3年10カ月で同護岸の造成を完了するためには1カ月平均で21本以上を打ち込まなければならないと指摘。これまでの実績は最大でも1カ月9本にとどまっており、「このままのペースだと10年はかかる計算だ。計画通り終えることは可能なのか」とただしました。
中谷氏は、台風直撃・接近などを作業の遅れの言い訳とし、今後は「ペースも増加していくと想定される」と強弁しました。
赤嶺氏は、沖縄は台風の常襲地帯であり「言い訳にもならない」と反論。また、防衛局は代執行後の工事の起点を今年1月とし、A護岸の工期は残り2年11カ月しかないと指摘しました。