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2024/03/17

Jfokus 2024 その2 セッション編

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前回に引き続き、Jfokusの参加記です。

www.javainthebox.com

 前回はJfokusに参加するまでの話ですが、本エントリーではさくらばがJfokusに参加して興味深かったセッションを紹介します。


Jfokusは3日間の会期中、1日目がチュートリアルとハンズオンが行われます。2, 3日目が通常のセッションです。


Java 21 Deep Dive - Better Language, Better Scalability, Better APIs, Better Tools

チュートリアルで聴講したのがこれ。おなじみのOracleのアドボケイトのNicolai ParlogとAna-Maria Mihalceanuのセッションです。

資料はこちら。

slides.nipafx.dev


Pattern Matching、Virtual Threads、String Templatesが前半で、後半はSequenced Collectinosなど細かな機能、最後にツール系を紹介していました。

まぁ、さくらばには、ほとんどが知っていることだったので、機能の再確認をしたという感じです。

適度にまとまっているので、機能のチェックをしたいのであれば、ちょうどいいと思います。


Java in 2024

Jfokusのキーノートセッションで、こちらもおなじみ、OracleのGeorges Saabです。


当初は、JavaのチーフアーキテクトのMark Reinholdが話す予定でした。しかし、Markの来訪がキャンセルになってしまって、急遽Georgesになりました。

さくらばはMarkのセッションを楽しみにしていたので、キャンセルと聞いてモチベーションダダ下がり。さらにVM Tech Summitもなくて、さらにモチベーションが下がる。

そのモチベーションの低さが会場の写真などをほとんど撮らなかったことにつながるわけです。

Georgesの話はいつも通りな感じですね。


Java Language Update

Devoxx BEでBrian Goetzが話したセッションのアップデート版。JfokusではOracleのViktor Klangが担当。


最近、ViktorさんとParさんが話すことが多いようなんですけど、そういう役割なんですかね。

Java 21だけでなく、Java 17ぐらいからのJava言語仕様の変化についてまとめたセッションです。


Enter the Parallel Universe of the Vector API

AzuleのSimon RitterのVector APIに関するセッション。


資料はこちら。

Enter The Parallel Universe of the Vector API


Vector APIについての分かりやすい解説。これを見ておけば、だいたい理解できるんじゃないかなぁ。資料だけだとちょっとつらいかもしれないですが。

Java 22でFFMが正式に導入されるので、Vector APIももうすぐですね。


Modern Java in Action

こちらもNicolai Parlogのセッション。


資料はこちら。

slides.nipafx.dev


GitHubをクロールしてするサンプルアプリケーションを古いスタイルから新しいスタイルに書き換えていくというライブコーディングのセッション。

なかなかおもしろいけど、早すぎて途中からついていけないのが...


これ以外にも、Ubertoの関数型のセッションや、ParさんのLeydenのセッション、Datadogのプロファイラー、AlinaとShaunのGraalVMなどを聴講しました。

それにしても、VM Tech Summitがなかったのがイタイ。

来年は、VM Tech Summitがあれば参加するつもりですが、ないのならばやめようかなぁと思うさくらばなのでした。

2024/03/16

Jfokus 2024 その1 準備編

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2月5から6日にかけて、スウェーデンのストックホルムでJavaのカンファレンスのJfokus 204が開催されました。今回、日本人の参加者は私を含めて3人しかいませんでした。

ぜひ、来年は日本からの参加者が増えるといいなぁということで、Jfokusの備忘録です。

なお、2月3, 4日にはベルギーのブリュッセルでFOSDEMというカンファレンスも開催されています。FOSDEMとJfokusの両方とも参加される方も多いのですが、さくらばはJfokusだけ参加しました。

今回はあまり写真を撮っていないので、会場などの写真はほぼないです。すみません。


Jfokus

Jfokusはスウェーデンのストックホルムで2007年から開催されているJavaのカンファレンスです。VM Tech SummitというVMに特化したイベントも一緒に行っているなど、ちょっとデープなカンファレンスになっています。

しかし、コロナ後はVM Tech Summitが開催されておらず、普通の大規模なJavaカンファレンスになっていました。今年は、事前にはVM Tech Summitもあると言われていたのですが、結局なかったらしいです。かなり残念。

www.jfokus.se

参加者は1,000人ぐらい?上述したようにFOSDEMから参加している方も多いようです。

スウェーデンでの開催ですが、セッションは英語です。スウェーデンはTOEICの国別ランキングで常に上位にいる国なので、どこでも英語でOKのようです。


チケット

JfokusはDevoxxのようにチケットの争奪戦になることはないですが、売り切れることもあるので早めに取得するのがいいと思います。また、Devoxxとは異なり、クレジットカードに対応しています。


ストックホルムへ

Jfokusに参加することが決まったら、まずやることは交通手段と宿泊の確保です。


空路

ストックホルムはアーランダ空港とスカブスタ空港がありますが、ほとんどがアーランダ空港になると思います。ただし、ライアンエアーなどの航空会社はスカブスタ空港をしていますが、まぁ使うことはないと思います。

現状、アーランダ空港への直行便はないので、どこかしらで乗り継ぎを行う必要があります。

スウェーデンはシェンゲン協定加盟国なので、フランクフルトやパリから乗り継ぐ場合は乗り継ぐ場所で入国審査を受ける必要があります。このため、乗り継ぎには余裕をみてスケジュールしたほうがいいです。

イギリスなどシェンゲン協定に加盟していない国はスウェーデンで入国審査を受けます。

今回、さくらばはロンドン ヒースロー空港で乗り継ぎで、アーランダ空港着でした。


ストックホルム市内へ

アーランダ空港からストックホルム市内へは、鉄道のアーランダエクスプレスを使うのが便利です。

ターミナル5に直結したアーランダ北駅と、ターミナル2, 3, 4から利用できるアーランダ南駅とストックホルム中央駅を結ぶ鉄道で、だいたい40分ぐらいでストックホルム中央駅に着きます。

チケットは空港でも購入できますが、事前にオンラインで購入する方がいいと思います。オンラインで購入すると、QRコードが発行されるので、それを駅でスキャンすればOKです。

列車内で検察にくることもあります。

www.arlandaexpress.com


宿泊

Jfokusの会場はストックホルム中央駅に直結したStockholm Waterfront Congress Centreという場所で開催されます。

なので、中央駅近辺でホテルを探すのがいいと思います。

一番いいのは会場と同じ建物にあるRadisson Blu Waterfront Hotelですが、周りのホテルに比べると宿泊費は高めです。なお、すぐそばに同じ系列のRadisson Blue Royal Vikingというホテルもあるので、お間違えなく。

Radisson Blue Waterfront Hotelは新しい建物なのですが、中央駅の近辺は古い建物が多いのでホテルも古いところが多い感じです。ちょっと離れると新しいところもあるので、会場まで近いという利便性をとるか、施設のよさをとるかのどちらかですね。

今回、さくらばはFreys Hotelに宿泊しましたが、ここもかなり古い建物でした。


気候

北欧と聞いたらやっぱり寒いと思いますよね。

今年のJfokus会期中は一番寒い日で最低気温-10度、最高気温-3度ぐらいでした。

Jfokusの前の週がかなり暖かくて、前々週は最低気温が-20度になるぐらいの寒さだったようです。

したがって、行くとしたら、最低気温が-20度になっても耐えられるぐらいの服装で!今年もそこまで寒いというわけではなかったですが、日本からの参加者の1人が寒さで風邪をひいてしまっていました。せっかくカンファレンスに参加するのですから、体調を崩さないように、万全の体制で挑むようにしましょう。

前週が暖かったということから、今年は街中はほとんど雪は残ってませんでした。昨年は雪も残っていて、道がアイスバーン化しているところもあったらしいので、靴もそれ用に用意したほうがいいと思います。

ストックホルムは湖に面した街ですが、最低気温が-10度にもなると湖も運河もカチカチに凍りますね。


Jfokus会場

Jfokusの会場は前述したようにWaterfront Congress Centreです。ストックホルム中央駅からほぼ直結してます。

ただ駅の裏側なので、ちょっと分かりにくいかもしれません。

古い建物が並ぶストックホルムの中心街の中で、ここだけは妙にモダンな建物になっています。

運河に面している建物ですが、運河の向かい側は市庁舎です。私は知らなかったのですが、魔女の宅急便に出てくる時計台の尖塔は、この市庁舎がモデルらしいです。

入り口にはクロークがあるので、上着はここで預けられます。会場は暖かく、上着は邪魔になるだけなので、預けた方がいいと思います。


食事

Jfokusは、朝食とランチが提供されます。

朝食にはスウェーデン名物でもあるカネルブッレ(シナモンロール)やカルダモンマブッレ(カルダモンロール)、オープンサンドのスモーブローなどが出されます。

昼は日によって異なりますが、スウェーデン料理のプレート。けっこうおいしいです。

また、会期2日目の夜は展示会場でレセプションがあり、軽食がでます。ただ、おなかがいっぱいになるほどではないですね。

気をつけなくてはいけないのが、レストランが意外と早い時間にしまってしまうこと。行くところが決まっているのであれば、予約してからいくのがいいようです。

逆に早朝からやっているカフェやイートイン併設のパン屋さんは多いんですけどね。


後編では、さくらばがJfokusで聴講したセッションの中から面白かったものについて紹介します。

2023/11/30

Devoxx Belgium 2023 その1 参加方法、行き方など

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10月2日から6日にかけて開催されたJavaのカンファレンスであるDevoxx Belgiumに参加してきました。

今後 Devoxxに参加してみたいという方に向けて、Devoxxへの参加方法などをまとめておきます。


Devoxxとは

Devoxxはヨーロッパを中心に開催されているJavaのカンファレンスです。

devoxx.be

もともとはベルギーで始まり、そこからフランスやイギリスなどでも開催されるようになっています。

その中でも、ベルギーのDevoxxは規模が一番大きく、約3,000人の参加者がいます。この3,000人は会場の広さによるものですが、会場を変えるつもりはないらしいので、ずっと3,000人のままです。

JavaOneがシュリンク状態なので、現状では世界最大のJavaカンファレンスです。

スピーカーだけでも200人以上、初心者向けから上級者向け、またJavaだけでなくチームビルディングなどのセッションもあります。なお、セッションはすべて英語です。


今回のDevoxxベルギーは10月2日から6日まで開催されました。

ベルギーといっても会場は首都のブリュッセルではなく、アントワープになります。

アントワープというのは英語読みで、オランダ語だとアントウェルペンです。

ベルギーは南側がフランス語圏、北側がオランダ語圏、西側にちょっとだけドイツ語圏があります。アントワープはベルギー北部で、オランダ語圏になります。

今年は、Devoxxベルギーがちょうど20回目の開催です。コロナの時に開催しなかった期間がありますが、長く続いているカンファレンスです。


Devoxxベルギーは会期が5日間で、月曜から金曜まで。

1, 2日目はDeep Diveという3時間のチュートリアル的なセッションです。

3日目から5日目までが通常のセッションです。こういうカンファレンスはだいたい最終日は早く終わるのですが、Devoxxも最終日はほぼ半日です。


チケット

Devoxxは人気のあるカンファレンスですが、参加者数が3,000人と限られているため、チケットは争奪戦になります。

例年、2回に分けてチケットが販売されますが、今年はちょっと違っていました。

チケットの種類と価格

チケットは3種類あります。価格は今年の価格で、もちろんユーロです。

  • Deep Dive 400
  • Conference €650
  • Combi €975

Deep Diveは前半2日間のDeep Diveだけに使えるチケットです。

次のConferenceが3日目からの一般のセッション、CombiがDeep DiveとConferenceの両方を聴講できるチケットです。

日本から行くのであれば、Deep Diveだけ聞くというのはちょっと考えられないので、Combiがほとんどだと思います。実際、今回日本から参加した4人ともCombiでした。

チケット販売

前述したようにチケットは争奪戦になります。

チケットの販売開始日時はDevoxxのWebサイトに発表されますが、今年は1回目が8月16日、2回目が9月2日となっていました。

ところが、8月16日のチケットがものの数分で売り切れ。

あまりにも早く売り切れてしまったということで、2回目に販売する予定だったチケットもあらかた放出してしまいました。

そして、残ったチケットはなんと抽選制ということに。

来年がどうなるかは分かりませんが、2回あるからといっても、1回目で購入すべきです。しかも、販売開始時間と同時に購入しないと、なかなか厳しいです。


さて、チケットを購入できた場合、料金を払わなければなりません。

なんとDevoxxはクレジットカードに対応していません。使えるのは銀行振り込みのみ。

海外送金になるので、なかなか大変です。

銀行から振り込む場合、事前に登録していないと送金できないところが多いです。

そこで、さくらばは海外送金サービスのWiseを使用しました。

wise.com


と書きましたが、実をいうとチケットを購入した時はそんなことを全然知らず、あたふたしてしまいましたww

Wiseも西川さんに教えてもらって、やっと送金できたわけです。

来年参加する人は、ぜひ事前にこれらを用意してからチケット争奪戦に参加してください。


というか、Devoxxがクレジットカードに対応してくれればいいんですけどね。


アントウェルペンへ

Devoxxに参加することが決まったら、まずやることは交通手段と宿泊の確保です。

交通手段として考えられるのは次の2手段です。

  • 空路
  • 空路 + 鉄道


空路

アントウェルペンにも空港がありますが、ほとんどの便がベルギーの首都であるブリュッセル国際空港行きです。ブリュッセル空港からアントワープは鉄道で40分ほど。

現在、日本からブリュッセルへの直行便を飛ばしているのはANAの成田 - ブリュッセル便だけです。

しかし、毎日ではなく、水曜と土曜だけです。

Devoxxに行く場合は、土曜日に日本を出てブリュッセル着、次の土曜日にブリュッセルを出て、日曜に帰国になると思います。


これ以外は、すべて乗り継ぎ。

ヨーロッパだとフランクフルトやパリ (CDG)、ロンドン (ヒースロー) などで乗り継ぐことが多いと思います。他にも、ドバイやアブダビなんて選択肢もあります。

ご自分の使う飛行機会社で決めるか、料金の安さで決めるかはお好みで。


空路 + 鉄道

ヨーロッパは鉄道が発達しているので、陸路でアントウェルペンに行く手段もあります。

フランクフルトやパリで乗り継ぐ場合、乗り継ぎの待ち時間などを考えると鉄道の方が早かったりしますね。

今回、さくらばは飛行機はパリまで、そしてパリからアントワープまで鉄道を使いました。

実際には、パリに2泊してからアントウェルペン入りしました。Devoxxの日程よりかなり早くついたのは、Devoxxに時差ボケで挑みたくないからです。決して、パリでスイーツを食べまくるためではありませんww


さて、鉄道の主な経路としては、以下のような路線があります。

  • アムステルダム - アントウェルペン (ユーロスター) 1時間45分
  • パリ - アントウェルペン (ユーロスター) 2時間30分
  • ロンドン - ブリュッセル南 - アントウェルペン (ユーロスター) 3時間20分
  • フランクフルト - ブリュッセル北 - アントウェルペン (ドイツ鉄道) 4時間

パリからだと、ちょうど東京と大阪ぐらいの感覚ですね。

とはいうものの、新幹線ほどの運行本数があるわけではないのは注意が必要です。

いずれもネットからチケットを購入できます。本数が少ないので、チケットはなるべく早く買っておいた方がよいですね。


ちなみに、パリやアムステルダムからアントウェルペンに行く列車はThalys (タリス)の列車でした。

ところが、今年の10月1日からThalyisはEurostarに統合されています。

さくらばはThalysで予約していたのですが、10月1日に移動のためパリ北駅についたらThalysがない!!!

まさか、この日からEurostarになっていたとはまったく知らず、どうしようかと思いましたよ。

_DSC9010

ちなみに、フランスの駅は撮影禁止です。この後、駅員さんに撮らないでと注意されました😰


宿泊

空港や他の都市からの鉄道はアントウェルペン中央駅 (Antwerpen Centraal) に止まります。

アントウェルペンは中央駅のある区域と、そこから西へ歩いて30分ぐらいのところに大聖堂のある旧市街があります。そして、Devoxxの会場であるKinepolisは中央駅から北に歩いて1時間ぐらいのところ。

ところが、会場のKinepolisのそばにはホテルがほとんどありません。

ホテルが一番多いのは中央駅のそば。

旧市街にもホテルはありますが、Kinepolisに行くにはちょっと遠いです。ただ、後述しますが、レストランなどが多いのが旧市街。食べるところに近いところで選ぶというのであれば、旧市街もあるかもしれません。


とはいうものの、やはり選びやすいのは中央駅の近くですね。

今回、さくらばはCitybox Antwerpというホテルに宿泊しました。

かなり省人化されており、チェックインもチェックアウトも自動チェックイン機で行い、部屋の清掃もお願いしないとしてくれません。

また、レストランはなく、朝ごはんからランチまで空いているカフェのみ。

こういうこともあって、宿泊費は平日は1泊1万強。ただし、金曜、土曜は値段がかなり上がっているので、税金と合わせると平均で1泊1.5万ぐらいでした。

一緒に行った杉山さん、伊藤さんはB&B Hotel Antwerp Centrumというホテルだったそうです。ここもだいたい1泊1万円ぐらいのようです。

他にも、このレンジのホテルが結構あるようです。


Devoxx会場までの交通手段

前述したように中央駅とDevoxx会場であるKinepolisは歩くと1時間近くかかります。

普通の人はとてもじゃないですけど、歩く距離ではないですね。

会場までの交通手段として考えられるのは以下の3種類です。

  • トラム (or バス)
  • シェアサイクル
  • 電動キックボード

ほとんどの参加者はトラムを使っているようです。

トラムでだいたい20分ほどです。

下の写真がトラムです。

_DSC9512


トラムやバスはすべてDe Lijn (フランデレン交通公社)が運航しています。

チケットはDe Lijnのアプリで購入可能。

ちょうど10枚で€17.00の回数券があるので、Devoxxにはこれがちょうどいいと思います。

チケットは1枚ずつアクティベイトして、アクティベイトのあと1時間有効です。さくらばはこれを知らずに1枚無駄にアクティベイトしてしまいました😢

チケットをアクティベイトするとQRコードが表示されます。しかし、これをスキャンする装置はトラム内にはありません。

たまに車掌が検札に来るらしいので、その時に見せるようです。

とはいうものの、私は1度も検札に遭遇したことないので、タダで乗っている人も多いんじゃないかなぁ。


次の選択肢がシェアサイクルです。

ベルギーやオランダは自転車大国。歩道よりも自転車専用路の方が幅が広く立派ですw

アントウェルペンで使い勝手がいいのがVelo Antwerpenというシェアサイクル。街中のいたる所にあり、すぐに使用できるようです。

料金は1日で€5、1週間乗り放題で€12です。

_DSC1832


また、電動キックボードはLimeのものが主流のようです。Limeは乗り捨てできるので、便利ですね。

下の写真はKinepolisの近くに停められたキックボード。緑と白のキックボードがLimeです。こんな感じで、いっぱい使われています。

_DSC1865


ちなみに、さくらばは行きは歩き、帰りはみなと食事に行くためトラムという感じでした。


Devoxx会場

Devoxxの会場のKinepolisは映画館です。いわゆるシネマコンプレックスです。

そこを貸し切って、イベントの会場にしています。

こちらがシネコンとしての正面です。

_DSC0351

街の中心部から離れているので、車で来るようなところ。そのため、シネコンの正面は車寄せになっています。

しかし、こちらからは入りません。

裏側に回ると、下の写真のようにKinepolis Event Centerという入り口があります。そちらが、Devoxxの入り口です。

_DSC9527

とはいっても、中に入れば映画館そのままです。

_DSC9665

セッションの資料は映画のスクリーンに投影されるので、広く、コントラストも高く、とても見やすいです。

_DSC9532

また、映画館なので席は傾斜がつけられており、後ろの方でも前の人が邪魔で見えないなんてことはありません。

シートも立派なので、とても楽。ただ、このシートがよすぎて、時差ボケの状態だと眠くなってしまうのが難点ですw

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食事

Devoxxは、朝食とランチが提供されるので、会期中は夕食だけどこかで食べることを考えないといけません。

朝食はクロワッサンや甘いペストリーなど。

_DSC0713 _DSC0699


ランチはランチボックスとサンドウィッチが交互に出ていました。

_DSC1151


また、飲み物は飲み放題。コーラやLiptonの甘い紅茶などが常においてありました。

_DSC9672


問題は夕食です。

ところが、前述したように会場のKinepolis近辺には食べるところはほとんどありません。

まぁ、Kinepolis内にBurger Kingとかありましたけど...

レストランが多いのは旧市街。観光客が多いところなので、レストランも多いです。

とはいえ、人も多いので、満席で入れないところも多いです。また、コロナのせいもあってスタッフが足りてなく、席が空いていても入れないこともあります。

ほとんどの店はネットで当日でも予約できるので、予約していくのがお勧めです。

また、ほとんどの店でクレジットカードを使えますが、たまに現金しか使えない店があるので現金は持っておいた方がよいです。


さて、せっかくベルギーに行くのであれば、ベルギー料理を楽しみたいですね。

ベルギーの名物といえば

  • ムール貝
  • フリッツ
  • クロケット
  • ワッフル

とかでしょうか。

ベルギーといえば、ムール貝のワイン蒸し。バケツのような容器で大量に出てくるので、少人数の場合は注意が必要です。

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フリッツはフライドポテトです。フレンチフライと呼ばれるぐらいなので、フランスと思われがちですが、実際はベルギー発祥。

街中にはフリッツ専門店もあります。

こちらもレストランで頼むと大量に出てきますw

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クロケットはコロッケのこと。ベルギーというよりオランダの名物かもしれませんが、アントウェルペンはオランダ語圏ということもあり、どこでもクロケットがおいてあります。

特にエビのクロケットが多いですね。

下の写真はエビのクロケットとチーズクロケットのミックスです。

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ワッフルはベルギー名物かもしれないですけど、食べるのであればブリュッセルの方がいいかも。

というより、日本のワッフルの方がおいしいですよ。


後はビールですかね。でも、私は下戸なので、よくわからないです。

ベルギーの人は、家で夕食を食べてからビールを飲むところに繰り出して、ビールだけ延々と飲むらしいです。

たしかに、テラス席でビール飲んでいる人はテーブルにビールしか置いてないんですよね。


さて、参考までに今回行ったところを載せておきます。セッションが終わった後に予約していて空いているところ優先なので、ここがお勧めというわけではないところにご注意ください。


De Sinjoor

旧市街の大聖堂の裏にあるベルギー料理の店。上にあるムール貝はここで食べました。

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De Zeven Schaken

ここも旧市街にあるベルギー料理店。フリッツはここで食べました。

アントウェルペンは日本よりも寒かったので、シチューです。確かビーフシチュー。

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Amadeus Antwerpen 2

スペアリブの食べ放題が売りの店。店内の雰囲気もいいです。

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Bife Churrasco

遅くまでやっているアルゼンチンスタイルのステーキの店。

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't Hofke

小路を入り込んだところにある隠れ家的なレストラン。有名なところらしいです。

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Birtrot L'ilot

ここは旧市街ではなく、ちょっと離れたところで、基本はフレンチです。

ここはおいしかったけど、それなりに高いです。

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Bizie Lizie

ここも旧市街からはちょっと離れてますが、比較的洗練されたベルギー料理でした。

ウナギのグリーンソース。これもベルギー料理として有名なんだそうです。

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カフェ

Devoxx会期中はいいのですが、それ以外の日に朝ごはんを食べようとするとカフェが便利ですね。


Le Pain Quotidien

日本にも進出しているベーカリーカフェのル・パン・コティディアンは、ベルギーが本拠です。

アントウェルペンにも何店舗かあり、朝からやってます。

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Koffie Dealers

パンダのマークのこじんまりしたカフェです。ベルギーはエスプレッソがメインですが、ここはドリップコーヒーも出してます。

食べものはマフィンとかの軽いものだけでした。

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Caffe Mundi

旧市街の中にある人気のあるカフェ。ロースタリーもあるくらい、コーヒーにこだわっているカフェでした。

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Georges Espressobar

Kinepolisに行く途中にある、こじんまりしたカフェ。

クレジットカードが使えずに、現金かQRコード決済のみなのが、残念。

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Bakker Aldo

ここはカフェではなくパン屋さん。ただし、テラス席か2階のワインバーで購入したパンを食べることができます。ワインバーで食べるときはワンドリンク制です。

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Lints

昔からあるベーカリーカフェらしいです。

年配の地元客が多かったですし、中心部からはちょっと離れているので、地元密着型の店なんだと思います。

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Prandeo

街の中心部からDevoxx会場に行く途中にあるカフェ。

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Le Royal Cafe

アントウェルペン中央駅にあるカフェ。

かつては王族の待合室に利用されていた場所らしく、内装は豪華。でも、シートはボロボロだし、メニューも古ぼけているし、イマイチ歴史や場所の優位性を活かせていない感じです。

まぁ、写真を撮るにはいいとは思いますよw

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Popoff

旧市街にある、週末の夜だけやっているカフェレストラン。

レストランで食べた後に、ちょっとスイーツとかいう時にいいかもしれません。ここも現金のみ。

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さて、後半ではさくらばが聴講したセッションを紹介していきます。