忖度なし!AndroidからiPhoneに乗り換えて後悔している10の理由

AndroidからiPhoneに乗り換えて後悔している10の理由
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2024年11月26日 in Apple

先日、メインのスマホを Android から iPhone に乗り換えました。しかし、正直後悔しているところがたくさんあります。様々な面で使いにくいです。今回は Android の Google Pixel 8 pro から iPhone 16 pro に乗り換えて使いにくいと感じる点などを、個人的な感想としてご紹介したいと思います。

「iPhone 最高、Apple 最高」という内容は一切出てきません。 iPhone 好きの方にとって気に障ることに触れるかもしれませんので、iPhone 好きや Apple 信者の方はここから見ないでください

動画でも同じ内容を解説しております。よろしければご覧ください。

ちなみに私自身は、今までメインのスマホがずっと Android であったとは言え、全く iPhone を触っていないわけではありません。仕事で少し触る程度ですが、サブのスマホとして iPhone を7年くらい所有してきました。またタブレットは iPad を使用していますし、パソコンは Mac を使用しています。決してアンチ Apple、アンチ iPhone ではありません。

また、これから初めてスマホを持つという方には iPhone を勧めることが多く、その理由はこちらでご紹介しております。

ではここから、Android から iPhone に乗り換えて後悔する原因となっているところをご紹介していきます。

キーボードの操作性

これは分かっていたことではありますが、 Android と iPhone ではキーボードのキーの配置が異なるので、 Android のキーボードに慣れている人にとっては本当に使いづらい。もちろん iPhone のキーボードに慣れてしまえば良いのかもしれませんが、決定的に使いにくいと思うのは矢印キーがないことです。
 iPhone は矢印キーがない

Android であれば当たり前のように矢印キーがあります。文字を入力しているときに、数文字だけ後ろに戻りたいような場面で矢印キーをタップすることで、間違いなく目的の場所にカーソルを置くことができます。

しかし iPhone の場合、矢印キーがないので目的の場所をタップするか、長押しで移動させるしかありません。なかなか目的の場所にカーソル移動できないこともあり、時間がかかるのでイライラします。
純正以外のキーボードアプリも色々試しましたが、納得できるものがありませんでした。良いキーボードアプリを知っている方はぜひ教えてください。

カメラボタンは不要

iPhone 16 では目新しい機能としてカメラボタンが搭載されました。これを目当てに買い替える人もいるようですが、ほとんど使用していません。想像していたよりも使いにくく、ボタンを使わない方がスムーズに撮影や設定ができます。

カメラコントロール機能を使っているかショート動画内でアンケートを取ってみましたが、「使っていない」人の割合が71%でした。461票のデータなので統計的有意性はありませんが、多くの方が使用していないようです。
 iPhone のカメラコントロール機能使っていない

ただ、「カメラを起動するためのボタンとして使っているよ」という意見は多かったです。ちなみに Android だと、電源ボタン2度押しでカメラを素早く起動できます。今後登場する iPhone でカメラボタンがどうなるか分かりませんが、カメラボタン目当てに乗り換えるのはお勧めできないです。

画面分割できない

Android では対応アプリであれば2つのアプリを同時に画面に表示し、マルチタスクを効率的に行えます。しかし iPhone では画面分割機能がありません。【iPhone】画面分割&YouTube見ながらゲームやアプリ操作でご紹介したように、分割するためのアプリを使用することで YouTube と別のアプリを併用することはできますが、YouTube 以外の2つのアプリを並べることはできません。
iPhone は画面分割できない

例えば、動画を見ながら SNS を見たり、ブラウザで調べ物をしながら LINE のメッセージを作成するといった作業がスムーズに行えず、不便を感じています。

スワイプで戻れない

Android では画面端からスワイプをすると一つ前の操作画面に戻るようになっています。しかし iPhoneでは画面端からスワイプをしても、アプリによって前の操作画面に戻ってくれません。
スワイプで戻れない

例えば YouTube アプリの場合、 Android であればチャンネルページから動画視聴画面へ移動した時とします。ここで前の画面、つまりチャンネルページへ戻りたい場合は画面端からスワイプするだけです。 iPhone の場合だと、画面端からスワイプしても戻らず、画面上部から下にスワイプしなければなりません。

iPhone はアプリによって、もしくは場面によって戻る操作が画面端からのスワイプであったり、上からのスワイプであったり、画面を閉じるアイコンを押さなければならなかったりと異なります。これが本当にストレスになります。また、画面上からのスワイプだと片手ではやりにくいのも問題です。

かこって検索できない

Pixel シリーズや Galaxy シリーズなど一部の Android 端末で使用できる「かこって検索」ですが、この機能が使用できないのは想像以上にデメリットでした。
iPhone はかこって検索できない

かこって検索は画面内の気になるモノを囲うだけで、そのモノの画像検索を行って販売サイトなどを探し出したり、情報を調べることができます。また検索だけでなく、画面内の(画像の中であっても)テキストの選択や翻訳が簡単にできます。

インスタのような、コメントをコピーできない仕様になっていても、かこって検索であれば手間なくコピーが可能です。

スクリーンショットが手間

スクショは Android でも iPhone でも電源ボタンと音量ボタンの同時押しで撮影可能ですが、Android は下からスワイプして[スクリーンショット]を押すだけでできます。また[スクリーンショット]の右にある[選択]を押せば、画面内のテキストを選択してコピーなどが可能です。片手で操作できるのが良いですね。
iPhone はスクリーンショットが手間

iPhone でも背面2回タップでスクショ撮影できるように、機能を割り当てることは可能ですが、これは Android でも可能です。

すぐ検索できない

Android ではホーム画面に Google 検索バーが配置されているので、いつでもすぐに検索・音声検索・Google レンズが使用できます。
iPhone はすぐ検索できない

しかし iPhone では検索アプリを起動する必要があり、一手間かかります。検索を頻繁に利用する私にとって、このわずかな違いが積み重なり、大きなストレスとなっています。

Google アプリのウィジェットを追加すれば検索バーを表示させることはできますが、デザインがダサいです。これに関連して次が、ウィジェットについてです。

ウィジェットがダサく自由度が低い

iPhone でもウィジェットが追加できるようになりましたが、Android と比較するとまだまだ自由度が低く使いにくい点がいくつもあります。

今の Google アプリであれば、Android は検索バーだけを見ても、サイズを変更したり、色合いや透明度をカスタマイズしたりすることが可能です。

iPhone の場合ウィジェットの種類も少なくカスタマイズ性に乏しいです。背景色が透明にすることもできないので、壁紙のデザインとの相性も悪いです。これはアプリによって異なる部分もありますが、今後もっと自由にカスタマイズできるようになることを期待したいです。

キャッシュ削除できない

アプリを使用していて「操作が重く遅い」「アプリが正常に動作しない」など、不具合のように感じることってありませんか?これはキャッシュが原因であることが多いです。

キャッシュは Android でも iPhone でも、一時的にスマホに保存されているデータのことをいいます。キャッシュによってアプリの表示速度を早くするなどの効果がありますが、時には破損したキャッシュデータ等によって不具合の原因になることがあり、この不具合などを解消するのに有効なのがキャッシュの削除です。

Android の場合、キャッシュ削除は簡単で、[設定]>[アプリ]>アプリを選択>[ストレージとキャッシュ]をタップ>[キャッシュを削除]ボタンをタップするだけです。どのアプリであってもこの手順でキャッシュ削除ができます。
キャッシュを削除

しかし iPhone の場合、Safari ブラウザや LINE アプリなど一部アプリ以外はキャッシュ削除だけ行う設定等がなく、一旦アプリをアンインストールして再度インストールし直す必要があります。バックアップや引き続き設定も行う必要もあり、すごく面倒です。

Android と iPhone のキャッシュ削除の手順や詳細は下記をご覧ください。

指紋認証がない

現時点では、iPhone に顔認証と指紋認証の両方に対応した端末はありません。この iPhone 16 pro であれば顔認証のみです。顔認証の精度や反応速度は非常に優れています。しかし、状況によっては指紋認証も欲しいと感じることがあります。例えば端末の位置によっては顔を認識しづらかったり、ポケットやカバンから取り出す際に事前に認証しておきたい場合などは、指紋認証があると便利です。

Pixel であれば顔認証だけでなく、画面内に指紋認証のセンサーがあります。 iPhone も両方の認証に対応してくれればと期待しています。

他にも、ちょっと不便だなと思うことはたくさんありますが、今回は Android から iPhone に乗り換えて後悔したと感じる10個のことをご紹介してきました。今後、 iPhone に乗り換えようと検討されている方のお役に立てれば幸いです。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。