バレーボール女子のリオデジャネイロ・オリンピック世界最終予選(東京体育館)で日本は5月18日、タイと対戦して3-2でフルセットにもつれる激闘を制した。サンスポなどが報じた。
日本に敗れたタイのキャテポン監督は、試合後の記者会見で怒りをあらわにした。最終セット、12-8から、監督の抗議に対して主審からレッドカードを出されて1点を失うと、12-13の場面でも選手交代に難航する遅延行為でさらに1点を失った。
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第5セットにレッドカードを2枚出され、2点を失ったタイのキャテポン監督は、「このようなことがあったのは私の人生で初めて」と判定に不満を爆発させた。「スポーツマンシップにのっとって試合をしている。タイチームにとってアンフェアだ」と怒りで肩を震わせた。
メンバーチェンジのさいに使用するタッチパネルが機能しないことを審判に訴えたところ、レッドカードを提示されたという。「私は礼儀正しくないことはしていない。ただ聞いただけ。審判がどのように検討しているのか分からない」と勝負を左右した判定を納得できない様子だった。
(タイ監督、判定に不満爆発!「チームにとってアンフェアだ」/バレー - サンスポより 2016/05/18 23:12)
キャテポン監督は「審判の考えが分からない」とも語った。
一方、日本はこれで3勝1敗となった。主将の木村沙織は右手小指の怪我から先発を外れたが、第2セット以降は出場して勝利に貢献した。日刊スポーツによると試合後、「絶対ここで終わらせないという気持ちで最後、みんなで戦いました」と涙を見せた。
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