広島大学きてみんさいラボ
〒732-0822 広島県広島市南区松原町2番62号
広島JPビルディング内2階
TEL:082-207-1764 E-mail:Kiteminsai*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えて送信してください。)
講師 : 広島大学大学院医系科学研究科 公衆衛生学 田原 優 准教授、医系科学研究科 木本 晶子客員研究員(管理栄養士)、 医系科学研究科 藪本 眞奈 院生(管理栄養士)、 医系科学研究科 田頭 侑茉 院生(管理栄養士)
サポートスタッフ:広島大学医学部公衆衛生学講座大学院生および広島修道大学健康科学部
健康栄養学科学部生
協賛:太陽化学株式会社
2024年12月7日・8日の2日間にわたって「第6回広大きてみんセミナー ~時間栄養学×おやつ~コンビニで買える商品で 正しいおやつの食べ方を学ぼう」が広島大学 きてみんさいラボで開催しました。
初めに、田原優准教授からセミナーの趣旨説明があり、参加者は4つのテーブルに分かれサポートスタッフともに自己紹介から始まりました。
きてみんさいラボの一角に市販のお菓子を陳列し、模擬コンビニを設置しました。
講師の大学院生の司会進行により、参加者は配布されたワークシートに1日の生活スケジュールを記載した後、模擬コンビニからお菓子を2個選び、栄養素やカロリーはいくらかをパッケージを見ながら計算しワークシートに記入しました。
講師から、「おやつの意味とは」、「3色食品群とは」などの質問が投げかけられ、参加者は学校で習ったことを思い出したり懸命に考えたり、思いついたことを盛んに手を挙げて答えていました。
パッケージに表示してある成分をみて「3色食品群」による偏らないおやつ選び、おやつを食べるときの総カロリーは200Kcalに抑えるようにと講義されました。
「たんぱく質が多く入っている食物は」、「カルシウムが多く入っている食物は」、「食物繊維が多く入っている食べ物は」のクイズが出され、参加者がお菓子をほおばりながら答えていました。
教えてもらった内容を踏まえて、今後のおやつ選びの目標をワークシートに記載し、その目標に沿って改めて1日分のおやつを選び直しました。
また、おやつは夕食2時間前の17時までに食べること、運動前のおやつ、運動後のおやつに好ましいものはどんなおやつかの説明があり、体の消化の仕組み・栄養の吸収の仕組みについて説明があり、21時以降のおやつは消化に良いものがいい、との説明もありました。
乳酸菌と食物繊維は一緒に摂ると、整腸作用があると分かりやすく説明されました。
田原准教授は、セミナー最後に保護者に向けミニ講演会を開き、時間栄養学は栄養学に「いつ?」が加わった学問と解説しました。
時間を意識した生活を送ることで、栄養の効率は変わる。睡眠時間等のデータをもとに、子供の睡眠時間の変化は小学校高学年から年齢ごとに変わっていき、女子は男子よりもっと寝たいと思っていることが判明しているとのことです。
体内時計は1日24時間とは少しずれていて、週末に時間差ボケが生じる原因である。人の体内時計は、朝食摂取と相関関係があり、毎朝家族で朝食を取る生活を送るようにしてほしいと話されました。
まとめとして、小学校高学年から睡眠の習慣が変わっていく、平日も十分な睡眠を確保し休日も含めて規則正しい生活を送ること、炭水化物・タンパク質・食物繊維を取ること、保護者の方も子供たちと一緒に朝食を取ることが大事と力説しました。
保護者には、早寝・早起き・朝ご飯推進協議会のリーフレットと、太陽化学株式会社から提供された食物繊維入りの商品をお土産としてお渡しました。
広島大学きてみんさいラボ
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掲載日 : 2024年12月16日
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