徳永悠准教授がアメリカ学会にて清水博賞を受賞しました
徳永悠准教授(人間・環境学専攻 共生世界講座、地球環境学堂両任)が、アメリカ学会(Japanese Association for American Studies)の清水博賞を受賞しました。授賞式は6月3日に専修大学で開催された同学会の年次大会で行われました。清水博賞は、主として若手研究者が最初に発表した研究成果の中から、特に優れた作品に対して贈られます。 このたび受賞対象となった研究成果は次の書籍にて発表されています。 Yu Tokunaga. Transborder Los Angeles: An Unknown Transpacific History of Japanese-Mexican Relations (University of California Press, 2022). このたびの徳永准教授の研究は、1924年のアメリカ移民法(排日移民法)の成立から1942年の日系人強制収容の開始までの時期におけるロサンゼルスの農地を舞台として、日本人移民とメキシコ人移民の集団間関係を分析の対象としています。この研究では、日本人移民とメキシコ人移民が同時期にロサンゼルスの農地においてそれぞれ経験してきたことを、別々の移民集団の歴史ではなく、一つの環太平洋史(transpacific history)として描くとともに、人種的また階級的境界の流動性について明らかにしています。 受賞対象となった単著の詳細については、カリフォルニア大学出版局ウェブサイトの次のページをご覧ください。
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