柴田悠准教授が「第23回社会政策学会学会賞(奨励賞)」を受賞しました
柴田悠准教授(共生人間学専攻、人間社会論講座)が第23回社会政策学会学会賞「奨励賞」を受賞しました。受賞対象は著書『子育て支援が日本を救う――政策効果の統計分析』(勁草書房、2016年)です。なお授賞式は2017年6月3日に行われました。
同書は、子育て支援などの領域別の社会保障政策が、労働生産性・出生率・自殺率・子どもの貧困率などの各種社会指標に与える政策効果を、OECD(経済協力開発機構)加盟28ヵ国の主に2000年代の国際比較時系列データを用いて、統計的に分析した結果をまとめたものです。その上で、同書では今後の日本における社会的課題の解決へ向けた政策提言と、そのための財源案について論じています。いくつかの残された課題や問題点がありつつも、今後の日本における社会政策研究に大きな刺激を与えるものとして同書が評価されたことが、今回の受賞につながりました。
社会政策学会 学会賞のページ: http://jasps.org/award_index.html