2016年3月19日にシンポジウム「現代世界 ― 欧州・中東 ― を 《文学》 から考える」を開催します。
2016年02月25日掲載
シンポジウム
現代世界 ― 欧州・中東 ― を 《文学》 から考える
日時 2016年 3 月19 日(土曜日)13:30 -17:30 (13:30開場)
場所 京都大学(吉田南キャンパス)人間・環境学研究科棟地下講義室
《参加費無料・申し込み不要》
Ⅰ.総論 13:30‐14:00
岡 真理(京都大学、アラブ文学) 「文学、この迂遠なるもの」
Ⅱ.各論(1)―中東編 14:00‐15:00
1.トルコのクルド人
磯部加代子(トルコ語クルド文学翻訳家)
「囚われの故郷で ―忘却の民の叫びと沈黙 」
ブルハン・ソンメズ『イスタンブル、イスタンブル』
2.シリア ― 民衆蜂起と内戦
森 晋太郎(アラビア語通訳・翻訳者、東京外国語大学)
「牢獄の壁の落書 ― 包囲下の街で」
ムスタファー・ムーサー「なんていい人たち」『虐殺の花瓶』など
Ⅲ.各論(2)―欧州編 15:15-16:15
3.ドイツの中東移民
鈴木克己(東京慈恵会医科大学、ドイツ文学)
「もうひとつの冬物語 ―望郷、追われし者の心の疼き」
ラフィク・シャミ『ゾフィア、すべての出来事のはじまり』
4.フランスのマグレブ系移民
石川清子(静岡文化芸術大学、フランス文学)
「〈憎しみ〉や〈服従〉から遠く離れて―はざま、
亀裂としての〈郊外〉を読む」
レイラ・セバール『ファティマ、辻公園のアルジェリア女たち』
ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』
Ⅳ.パネルディスカッション 16:15‐17:30
※画像をクリックしていただくと、講演内容(PDF版)が開きます
主催:中東現代文学研究会 / 人間・環境学研究科 学際教育研究部
科学研究費基盤研究(C)「中東現代文学における「ワタン(祖国)」表象とその分析」