トリチウムのゆるキャラ

トリチウムのゆるキャラに批判が集まって闇に葬られてしまいました。電通に発注したとかで費用は数百万円だとか、数億円だとか、よくわかりませんがとにかく残念なことです。ただ、この話題、つい数日前の話だというのにあっという間に右から左に流されてどっかに行ってしまうので時事ネタというのはついていくのが大変です。日本ボクシング協会の山根会長のことなど、私自身は今でも冷蔵庫にぶどうが入っていないと激怒していたとかいうエピソードで楽しみたいというのに、今や誰も山根会長のことなど言及していません。時代の流れというのは恐ろしく速いのです。

トリチウムの安全性に関しては私は門外漢ですのでさっぱりわかりませんが、ゆるキャラを使うという方法論は間違いだとは思いません。ただ、頼む相手が悪かったのではないでしょうか。私に依頼していただければ、上のイラストの右側に立っている「トリチウム男」を堂々と描きあげて、納品したあとにささっと国外逃亡していたことでしょう。

もし、政府関係者や東電関係者の方でこの「トリチウム男」に興味があるということであれば、TwitterのDMで連絡をお待ちしております。もしくは脳に直接電波でメッセージをお願い致します。

さて、冗談はさておき、今回の件では依頼する先を間違えたのではないかと思うのです。やなせたかし先生がご存命であればと悔やまれるところです。水木しげる先生がご存命であればと悔やまれるところです。やなせたかし先生や水木しげる先生の描かれたキャラクターであれば、ぶっちゃけ批判はしにくいのではないかと思うのです。中途半端に電通なんかに頼むからダメなのです。有名であればあるほどよくて、ぐわぐわ団のまけもけ大先生に依頼するのが一番よいと思うのですが、大先生に頼むと「トリチウム男」になるわけですから、難しい判断となるでしょう。ゆでたまご先生に正義超人っぽい「トリチウムマン」を描いてもらうのがよいかもしれません、知らんけど。合掌。