ラスベガスで開催中のCES 2025。Lenovoがディスプレイが「伸びる」ノートパソコン「ThinkBook Plus Rollable」を発表。数年前に同じくCESでコンセプトが披露されていましたが、ついに製品化です!
現地取材中のギズモードチームが、伸びるノートパソコンを実際に触ってきました。
画面を伸ばす専用キー
ThinkBook Plus Rollableの特徴は、もちろん画面が縦に伸びること。14インチから16.7インチに縦方向に拡大します。
画面拡大は手動ではなく、専用のキーを使います。下の画像のピンクで囲まれたキーがそれですが、アイコンわかりやすいですね。
実際に伸ばすキーを押して、画面を伸ばしてみました。
のび~るPCありました。縦長画面って最高! pic.twitter.com/HqPuHQGYAH
— ギズモード・ジャパン(公式) (@gizmodojapan) January 7, 2025
スムーズな伸び! コンテンツがストレッチされることなく、表示領域が徐々に広がっていくのが非常に滑らか。
伸ばし切ってみると、ディスプレイに若干のうねりがみえます。これが気になるかどうかは、折りたたみスマホの折り目と同様に個人それぞれの感覚しだいかな…。
縦長画面を活かせるよう、上下画面分割ができる仕様になっています。
横に伸びる端末もできる?
「画面が縦に伸びるなら横に伸ばすver.も作れるの?」と単純に疑問が生まれますが、現状の構造だと答えはNO。画面が伸びていない状態のとき、キーボードの下に画面が収納されているからです。
ちなみに、ボディの重さは1.69kgと若干重く感じますが、これはわざと。画面が縦に伸びることを考慮し、ひっくり返らないよう安定する重さに設計されています。
価格は3500ドル前後、日本円では55万円ほどを予定しているとのこと。正直、非常に高いのですが、売れるかどうかよりも、コンセプトが本当に一般製品化された事実に価値があると思います。
フレキシブルディスプレイによって、折りたたみスマホ同様に「ディスプレイの概念がどんどん変わっていくよ」というのを現実的に証明するのがミッションの端末、なはず(とか言って、バカ売れしたりして…)。
CES2025で見つけた最新AIプロダクトのトークイベント、1月23日開催
登壇者は、國本知里(Cynthialy 代表取締役)、西谷茂リチャード(ギズモード・ジャパン インターナショナル&事業開発チーフ)、小林優多郎(Tech Insider編集チーフ)。
Source: Lenovo