Lifehacker 2024年12月2日掲載の記事より転載
GoogleドキュメントやGmailなど、Google Workspaceのアプリ上でもGeminiの機能を使いながら作業できるようになりました。よりシームレスにGeminiを活用できます。
この記事ではGemini for Workspaceの使い方をご紹介します。
Gemini for workspaceで何ができる?
2024年11月、Geminiのサイドパネル機能がついに日本語にも対応し、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Gmail、Google ドライブなどのアプリ上で、Geminiを使いながら作業できるようになりました。
現在、Geminiのサイドパネル機能は、主にGoogle Workspaceの有料プラン(Gemini BusinessやGemini Enterpriseなど)を契約しているユーザー向けに提供されています。
個人アカウントの場合は、「Google One AI Premium」プランの加入がマストです。
メールやドキュメントの要約はもちろんのこと、文書作成やメールの返信など、アウトプットが必要な作業でも活躍します。
サイドパネルで生成した文章をそのままGoogleドキュメントへ挿入
具体的にGeminiのサイドパネルを使ってどんなことができるか試してみましょう。
たとえば、サイドパネルでGeminiにプロンプトを入力してみます。
(例)Googleドキュメントでは、Gemini for Workplaceでどんなことができますか?
すると、サイドパネルに回答が表示されます。
生成された回答の末尾にある矢印をクリックすると、編集しているドキュメントに一瞬で挿入されます。
Gmailでは要約や返信もGeminiの力を借りられる
Gmaliでは、Googleドキュメントと同じような使い方で、メールの要約や返信、下書きの作成ができます。
まずはメールの要約。Gmail上では自動で要約されず、プロンプトを入力する必要があります。
ちなみに一部英文で書かれているメールでしたが、翻訳はできませんでした。
新規メールの下書きも、サイドパネルで生成した内容をすぐ反映させられます。
(例)株式会社〇〇のAさんに日程調整のお願いのメールの下書きを作成してください。
テンプレートが挿入されるだけでも、最初からすべて書くより負担が少なくなりますね。
返信も同じように作成できます。画像のメールは筆者が見本として作成した文章です。
Googleドライブのファイルを要約する
ほかにも、Googleドライブ上だと、柔軟な検索や指定したファイルの要約ができます。筆者はライフハッカーの記事の下書きを保存しているのですが、以下のように検索をかけて要約させてみました。
「もっとたくさんあるはずなんだけど」と思いつつも、ファイルを開かずに要約できるなら、求めている情報を探す手間が省けそうです。
今回紹介した方法は、Gemini for workspaceで使えるほんの一部の機能。
Google Workspaceには、優秀なアシスタントが常駐しているかのようです。機会があればぜひシームレスなGeminiのサイドパネルを活用してみてください。
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