サブスク、もちろん便利なんですけど、選択肢がいっぱいありすぎてコンテンツを選ぶことに疲れました。
何か映画を観ようと思っても、探しているうちに決められなくなったり、いざ観始めたとて集中力が続かなくて途中でやめちゃったり、結局「どのコンテンツも楽しめてないなあ」と感じることが増えています。
現役で活躍中のPS2
最近、CDやDVDをまた手にとるようになりました。SpotifyやNetflix、Prime Videoなどをサブスクするようになってからはほぼ使ってなかったのですが、ここに来てまた実体あるものに戻ってきてます。
それらの再生に大活躍中なのが、PlayStation 2(プレイステーション2)。2000年3月4日に発売されたソニーの家庭用ゲーム機で、現在も世界でもっとも売れたゲームコンソールです。ちなみにPS2の総売上台数は、1億6000万台(ソニーの発表)。ちなみに、2024年11月時点でNintendo Switchが1億4,604万台と、じわじわと迫ってきています。
PS2には、初期モデルや薄型などいくつか型番がありますが、私が持っているのは2003年5月15日発売の「SCPH-50000」です。当時の販売価格は2万5,000円(税別)。
自宅で使っていたコンポが壊れてしまったので、代わりにCDの再生ができるものを...と実家にあったPS2を引っ張り出してきました。長らく遊んでいませんでしたが、問題なく使えます。
PS2の接続は、RCA端子。ちょっと懐かしい赤白黄色のケーブルです。最近のテレビにはないことが多いですが、うちはテレビも10年以上前の古いものだったので接続することができました。
なお、PS2のソフトは2018年のサポート終了後、新作がでていないため中古のものしか入手ルートはありません。
最も売れたゲーム機なだけあって、幸い中古ソフトは安価にたくさん出回っています。PS2は名作ぞろいだし、2000年代な質感のグラフィックもいい!
やっぱり実体あるものがいい
CDは、mix CDやサブスク解禁していないアーティストのものなど、サブスクを使い始めてからもちょくちょく聴いていました。CDを購入することで、アーティストに貢献できるのも魅力だと思ってます。
サブスクを契約してから、毎日新しい曲を聴くようになった一方で、アーティスト名や曲名を知らずに音楽を聴くことが増えました。自動連続再生やリコメンド機能のおかげで、自分の守備範囲を越えてあらゆる音楽に出合えるようになりましたが、アルバム通して聴くことは減ったし、一曲一曲への思い入れも薄れていると感じます。
音楽は聴いていて気持ちよければ、曲名を知らなくったって何だっていいと思うのですが、ジャケットを眺めたり、ディスクを入れ替えたり、サブクスで聴くのにはないCDならではの音楽体験があることは確実です。
近年は、超高額な中古レコードが流行っていたり、カセットもまた注目を集めていますが、MDはあまり見かけませんね。またどこかの時代でMDがもてはやされたりするんでしょうか。
サブスクからDVDに出戻り
CDを再生するために使い始めたPS2でしたが、ついでにDVDもよく見るようになりました。
Amazonやショップで買うものいいですが、リサイクルショップやフリマで偶然見つけたものをくじ引き感覚で買うこともあります。廃盤になってしまったタイトルなど、中古でないと手に入らないものを探すのも楽しみのひとつです。
DVDならサブスクと違って、限られた中から選べるのが気楽だし、観るときも買ったからには…と最後まで観終われるようになりました。
Netflixを開くと、「続きから見る」にはたくさんの作品が溜まったまま…。結局ラストまで到達していないものがほとんどです。話題の配信ドラマとか、暇つぶしに見始めて最後まで一気に見ちゃったりしてますけど、もう一度また見たいとは思う作品はなかなかないのが正直なところです。たくさんのコンテンツと時間を消費するだけで、全くエネルギーとして吸収できていないのは本当にもったいない。
サブスクは便利だけど、作品を実際に手にとることがなくなったことで、鑑賞に付随するさまざまな体験が失われたのも事実。完全にDVDやCDがなくなることはないと思いますが、もしそうなったら本当に悲しいので、できるだけ中古ではなく新品のものも購入するようにしています!