耳や頭を撫でると喜ぶにゃん。
中国のハイテク都市である深センで生まれた、ネコ耳を持つ配膳ロボット「Bellabot」。中国や海外ではすでに使われているようですが、それが日本でも発売されることになったのだそうです。
ディスプレイは表情豊かで、絵文字かアニメかのようなネコ顔が表示されています。ですが、そこはタッチパネルにもなっており、配膳指示に従い障害物を避けながらキャットウォークで食事を運びます。
カメラやセンサーがいくつもある
本体には上部に赤外線カメラがあり、これが本体の位置補正を行います。正面のモニター下には2組のRGB-Dカメラ(DはDepth)があり、3D障害物回避センサーとして活用されています。新型LiDERも搭載しており、突然子供が飛び出してきてもストップしてぶつからないよう作られています。
フル充電には4.5時間かかりますが、稼働時間は12~24時間とのこと。とはいえ、バッテリーは交換式なので、充電切れにもすぐ対応できます。
お客さんに可愛がられるロボット
実際にカナダの寿司レストランで活躍する様子がこちら。愛嬌があるので、お客さんたちにも好評のようです。リピーターが増えちゃいますね。
背中のトレイは4段あり、1段あたり10kgまでの積載量となっています。またトレイの負荷を感知し、お客さんが取り終わるまでジっとしています。他にも効率的な順番で配膳をしたり、入口からテーブルまでお客さんを案内するといった賢さもあり、レストラン以外でも病院やスーパーマーケットといった場所でも使えます。
コロナ禍で非接触対応が求められるからこそ、今こうした自動化は需要が増えているかと思います。でもせっかくなら、お客さんとコミュニケーションが取れて、愛されるロボットの方が良いですよね。ネコ型ロボットとはいえ四次元ポケットはありませんが…これからどこのお店に行けば出会えるのか、楽しみすぎますね。
Source: YouTube (1, 2, 3) , Roundedge via MdN DESIGN INTERACTIVE