邪魔くさい通知よ、サラバ。
「通知送っていい?」のポップアップは、控えめに言っても“死ぬほどウザすぎ”です。定期的にウェブサイトへアクセスしているからといって、ポップアップ通知で飽和されたがっているということではないのです。
Mozillaさんグッジョブ
ということで、Mozillaはこの問題に対抗するため、Firefox 72ではそうしたポップアップ通知を自動的にブロックし、URLバーに小さなアイコンで表示するようにしました。
変更は2段階で行なわれます。MozillaはFirefox 70から、通知ポップアップの許可オプションをデフォルトで「Not Now(いまはしない)」から「Never(許可しない)」に変更します。これでユーザーは、自分がアクセスしたインターネット地獄で現れたポップアップ通知を、ワンクリックで追放することができるように。Firefox 72では、Mozillaはすべてのポップアップ通知をデフォルトでブロックし、表示するためには何らかの形でユーザーとやり取りを要求するように。許可したい場合は、URLバーにある通知アイコンを通じて設定を変えられるようになります。
調査と実験でやっとわかった
この決定は、Mozillaが4月に通知プロンプト(つまりポップアップ通知)の削減に関する調査と実験を行なった後に下されました。当然のことながら調査の結果は、みんな通知のことが嫌い。ポップアップ通知の99%は受け入れられず、ユーザーの48%は完全に拒否していたことが判明しました。Firefox63リリースの1カ月間で、14億5000万の通知がユーザーに表示され、そのうち2,360万のみが受け入れ。つまり、受け入れられたポップアップ通知1つごとに、別の60のポップアップ通知が拒否または無視されていたのでした。
Mozillaはまた、同じウェブサイトがいくつものポップアップ通知を表示しようとしてもユーザーは騙されないことを発見しました。しかし、ユーザーとのやり取りの結果として表示されるポップアップ通知の方が、はるかに上手く機能していることがわかりました。
来年初めまでしばしお待ちを
一般的に、煩わしいポップアップ、通知、広告を制限することは素晴らしいことです。ユーザーがインターネットをより自由に行き来できるようにするツールは、客観的に見ても良いことです。とはいえ、Firefoxユーザーは、この機能が使えるようになるまで少し我慢する必要があります。Firefox 72は現在、来年初めの正式リリースが予定されています。