スペック表で見るより軽い。
サムスンのイベントは後半にサプライズが用意されがちですが、今回のGalaxy UNPACKEDでもGalaxy Note 10を発表したあとやってくれました。LTE接続ができるARMベースのラップトップ「Galaxy Book S」がお披露目!
Galaxy Book Sは999ドル(約10万6150円)から購入でき、外出先でバリバリ仕事をこなすマシンを目指しています。前モデルに当たるGalaxy Book 2と同様にWindows 10が走り、IntelやAMDのプロセッサではなくクアルコムのSnapdragon 8cxチップを採用しています。
Galaxy Book Sのスペックをざっとおさらいすると、13インチフルHDスクリーン、スリムなボディでUSB-C充電、AKG(アーカーゲー)のステレオスピーカー、静かなファンレス設計、8GBのRAMに256GBか512GBのストレージ+最大1TBのmicroSDスロット搭載、Wi-Fiは802.11ac対応です。
サムスンによると、Galaxy Book Sは電源を入れると瞬時に起動するし、タッチトゥウェイク(画面をタッチしてスリープ解除)機能もついていたりしてモバイルに最適ですよと。サッとスタバで取り出して、パッと起動ってわけですね。
重さはたったの0.96g。1kg切るのと切らないのとで持ち運ぶモチベーションが全然違いますよね。
MicrosoftのYour Phoneアプリとの統合によって、PCとスマホ間のメールの同期や写真、ファイルの転送もラクラク。WIndows 10のWindow Helloに対応した指紋リーダーもあるので、ログインも一瞬です。
それで、ちょっとだけ会場で触ることができたのでインプレッションを。1つ言いたいのは、Galaxy Book S、めちゃめちゃシンプルなラップトップです。ポート類はUSB-Cが2つ、ヘッドホンジャック、microSDとSIMを入れるデュアルスロットトレイだけ。
そして、信じられないくらい軽いです。960gってこんなに軽かったっけ? 軽いといえばLG Gramを思い出しますが、Galaxy Book Sはより硬めでしっかりした素材感です。
Galaxy Book SはBook 2よりもだいぶパフォーマンスが改善したようで、CPUでは40%、グラフィックでは80%も向上しているとのこと。
私の体感ですが、ウィンドウを移動したり、アプリを開いたりする操作は他のどのARMベースのWindowsマシンよりも軽快でした。メールやウェブで仕事が済んでしまう人にはぴったりなのではないでしょうか。
ただキーボードは心配です。キーが低く、ストロークや押し返しも少なくて、「打鍵してる感」が乏しい。MacBookのバタフライキーボードに近いかもしれません。
ひとまず、スペック表にたたずむバッテリー駆動時間「23時間」というビッグナンバー。これがホントだとしたら、今から手に取るのがとっても楽しみ。9月頃にゴールドとグレーの2色で発売予定です。
Souce: Samsung