あの写真はウソなの？
iPhoneに足りない機能のなかでも、最大のリクエストにあがるのは防水仕様ではないかともいわれていますよね。ジャブジャブと水に浸かってしまっても、お風呂のなかで落としてしまっても、まったく心配なく使えるスマートフォンって最高じゃないですか！
実はソニーは、Xperiaシリーズの多くのスマートフォンを、海外では、タフな防水性能をアピールして販売してきたりもしました。水の事故にだって強い、水中でも安心して使えるスマホがほしくて、Xperiaを購入するというユーザーだって少なくないんだとか。
もちろん、こうしたバリバリの防水性能を売りにして、Xperiaが販売されてきたのは事実です。とはいえ、このところ、ソニーが製品ページに記載している、防水モデルに関する注意事項などの表現をめぐって、あれは本当なのか？ Xperiaの防水レベルが、いま海外では物議を醸してもいるそうですよ。
水中で写真を撮るために本機を使用するのはお控えください。
たとえ防水性能のXperiaであっても、こんなふうに注意書きが記されていたりすることがあるみたいです。
防水を強調した派手なCMが流れた時代もあったようですけど……。
ソニーの防水モデルは、水を浸したテスト容器内に安置した状態で、水深1.5mまで容器を下ろしてテストされています。その状態で30分が経過してから、再び容器内からゆっくりと取り出して、各機能が問題なく動作するかどうかを検証しています。
Xperiaの防水モデルの海外製品サポートページには、このような文言が記載されるケースが増えているとのことですよ。
勢いよく水をかけたり、思いっきり水中で使いまくったりする防水性能までは保証しきれない～。それがソニーの本音なのでは？ これまでタフな防水仕様を前面に出して販売されていたXperiaに、ややトーンダウンが見受けられる市場まで出てきているそうです。
とはいえ、実際のところ、米Gizmodo編集部で防水仕様のXperiaを個人的にテストしてみたところ、シャワーを浴びながら使ったり、浴槽のお湯のなかに浸してしまったりしても、問題なく使えているのが現状とのこと。ソニーとしては、防水モデルではあるものの、それは万が一のときでも大丈夫というレベルにとどめておきたい。あまり防水性能ばかりに注目してXperiaを選ぶことだけはしないでほしいというのが本音なのでしょうか？ 水のなかで使っていたら壊れたので、補償してくれよって苦情ばかりが増えても困りますしね～。
source: Sony via XperiaBlog
Sean Hollister - Gizmodo US［原文］
（湯木進悟）
