フレンチトーストなバームクーヘン? クロワッサンなドーナツ?
じゃぁ、こちらは3Dプリントな自動運転車だい!
最先端技術てんこ盛りで興奮してしまう車、それが3Dプリンターで制作された自動運転車SmartCartsです。現在すでに試作品がテスト中。
SmartCartsの研究開発を行なっているのは、ミシガン大学の研究室。CarではなくCartsです。そう、車というかゴルフ場のカートの方に近いのですね。
3Dプリントされた自動運転カート、しかもスマートフォンから呼び出しが可能。パワートレインはゴルフカートと同じものを使っていますが、それ以外はすべて3Dプリンター製。素材はプラスティック、レゴと同じものなんですって。
SmartCartsのスピードはゴルフカート程度。公道を走るというよりは、大学構内や空港、遊園地の移動手段というのが使用想定となっています。3Dプリントで自動運転という近年の注目テクノロジーW使いにさらに追加して、ライドシェアも視野にあるといいます。つまり、相乗りサービスですね。
3Dプリンターは、試作段階のスピードアップや効率化が重視され大きく注目されることとなりましたが、その注目理由はそのまま今回SmartCartsで3Dプリンターが採用された理由です。3Dプリント部分は、アリゾナのテック系企業Local Motorsと共同で開発されました。
Local Motorsは、昨年世界初の3Dプリント車を発表した会社で、2016年には低速3Dプリント車を発売したいと考えています。また、これから10年で世界規模で3Dプリント工場を展開したいという計画もあり、実現すれば地域のあちこちに簡単にいろんなプロダクトを作れる場所が誕生することになるわけです。
技術の複数使いを前面に出してウリにされると、見事にのってしまいますな。THE最先端って感じだもんね。
source: University of Michigan via Gizmag
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(そうこ)