新しい「M」はM10じゃなかったのね!
LeicaがMシリーズの最新機種、「Leica M」と「Leica M-E」を発表しましたよ。「Leica M」はずっと「M10」になると噂されていたMシリーズのフラッグシップモデルで、M9から大幅にアップグレードされています。これからのネーミングは、iPadのように「新しいM」になっていくんでしょうか。
新たに開発された2400万画素フルサイズCMOSセンサー、フルハイビジョン(1080p)動画撮影機能、より早くなったイメージプロセッサ「Maestro」が搭載されます。またISO最高感度が6400へ向上され、ディスプレイも今までの2.5インチ23万ドットから3インチ92万ドットになっています。CCDからCMOSに変わって、どんな描写の違いが出るのかが気になりますね。
また「Leica M」の一番の特徴とも言えるのがライブビュー機能、およびライブビューフォーカス機能の追加でしょうか。これは完全に好き嫌いが別れそうですが、仕上がりをイメージしながらの撮影が可能となりましたよ。また同時にEVF(電子ビューファインダー)にも対応しました。この辺り、ファンの方はどう思われているんでしょうね。ビゾフレックスみたいな感じもしますけど。
また今回Mマウント用Rマウントレンズアダプターも用意されました。これでマクロレンズで寄った撮影や、ライブビューを使ってのズーム撮影もより身近になりそうですね。
そしこちらが最近「流行り」の廉価版Mシリーズモデルの「Leica M-E」。M9の機能をいくつか削ぎ落したエントリーモデルとなっています。USBポートやフレームセレクターレバーが省略されている他、デザインもトップとボトムがグレーになっている等、Leica Mと差別化されていますね。VoigtlanderのBessa(いいカメラですけどね!)みたいに若干安っぽい感じもありますが。若干ね。
1800万画素フルサイズCCDイメージセンサを搭載し、エントリーモデルとは言わせないスペックになっていますよ。ただ価格に関する情報がまだ入っていないので、入り次第追記させてもらいますね。いくらなんだろ。値段によっちゃ、ライカの敷居がグッと下がるかもしれませんね。あぁライカデビューしたいぞ。
※ 追記
Leica Mは来年に7000ドル(約56万円)、M-Eは5500ドル(約44万円)で間もなく発売が開始されるそうです。ただ日本での販売価格はまだわかっていません。今までの感じだと日本では高めになるのかなぁ。
[ LEICA ]
河原田長臣(MARIO AGUILAR/米版)