ヤラせじゃないよね...
アップルがiPhoneやiPadの製造を委託しているFoxconn(富士康)は、このところ劣悪な労働環境の改善を求める厳しい非難にさらされたりしていますけど、一部の従業員がFoxconnでの仕事に満足しているコメントを出して、世間の批判は正当なものではないと訴えたりしているみたいですよ。
「これからは月に最長でも36時間の残業しか認めないと会社から告げられて、皆が動揺しています。ここには働きに来ているのであって、遊びに来ているんじゃないわ。月に60時間は残業しても問題視されるべきじゃないと思う」
「やっぱり結局は給料が減るって意味でしょう? もし残業が減ったら、もらえるお金も減るってことなんだわ。そんなの耐えられない...」
「なによりも大切なのは給料の額よ。残業が減って給料が下がるだなんて、だれもハッピーにはなれない」
今回のFoxconnが実施する一連の労働環境改善計画の発表を受けて、そんな声が社内の各所で上がっていると伝えられています。まさかFoxconn擁護のコメントまで強要して、これまでのイメージダウンの打開を意図的に狙ったなんてことはないと思うんですけど、まだまだFoxconnをめぐる騒ぎは続きそうでしょうかね~
Sam Biddle(米版/湯木進悟)