スカウターは戦闘力計るだけですからね。
TRONとかX-MENの世界観に合ってる気がするシースルーモバイルビューワー「MOVERIO(モベリオ) BT-100」がEPSONから発売されます。
MOVERIOは、見たとおりヘッドセットの形状をしていて、これを頭に取り付けると、自分だけで映像や音楽、Webを楽しめるガジェット。試しに編集部の長谷君に取り付けてもらったんですけど、あれ、結構似合ってる? 僕なんかはサイクロプスを想像しちゃって若干興奮しました。それにしても長谷君、いい眉毛してんなぁ...。
というのは置いといて、MOVERIOの見た目は若干いかつい感じがしますけど、これを装着して見える世界は、未来を感じます。
EPSONの「MOVERIO」は屋外に持ち運んで使えるのが大きな特長です。ガジェット好き必見ですよ。
製品に同梱される一式がこちら。ヘッドセットとコントローラーにアクセサリーとACアダプターです。必要最小限の構成でスッキリいい感じです。はい。
ここからMOVERIOについて詳しく紹介していきましょう。MOVERIOはプラットフォームにAndroid 2.2を搭載しているデバイスです。コントローラーにAndroidがインストールされていて、そこで作り出される映像をヘッドセットに送り出しています。

これがコントローラー。ヘッドセットから伸びているケーブルを挿して使います。コントローラーにはmicroSDスロットが用意されていて、microSD(最大2GB)とmicroSDHC(最大32GB)が外部メモリとしてデータを扱えます。
それに、MOVERIOは無線LAN接続(802.11b/g/n)できるので、Androidのブラウザからネットもできちゃいます。やっぱりAndroidを搭載してるというのは自由度があっていいですね。

MOVERIOのヘッドセットにはプロジェクターが左右で2基装備されているので、そこから映像が出力、光が曲がりに曲がって目に届くという仕組み。
ここで抑えておきたいポイントなんですけど、MOVERIOのヘッドセットを装着していても目からは他の景色が見えるんです。これは名前にシースルーと名付けられてるあたりから見て、EPSONが意識して開発したんでしょうね。大きな特長です。
MOVERIOにはこのような画面が映し出されています。Androidを専用にカスタマイズしてる感じですね。コントローラーからは十字キーとタッチパッドから操れるので操作性も良いですよ。

MOVERIOにはスピーカーは付いていませんが、イヤフォンを取り付けることにより「Dolby Mobile」サラウンドを体験することができますよ。これがいい音させるんだなぁまた。

ヘッドセットはシェードを外しても使えます。やっぱ似合ってる似合ってる!
使っている動画を見てもらうと、MOVERIOがどんなガジェットなのかもっとイメージしやすいですよ。
今回MOVERIOを使ってみて、ドラゴンボールのスカウターを現実にしたような製品だなーと思いました。未来だと思ってた現実がすぐそこまで来てるなぁ。
MOVERIO BT-100の発売は12月予定で6万円前後で販売されるようです。ぜひ家電量販店などで触ってみて下さい!
(大野恭希)